楽善な日々

新社会人となった楽と、大学生善、おとん、そしておかんの日々を綴ります。新しい街に引っ越して、新しいスタートを切りました。

おとんが単身赴任になった

2019年05月01日 | 2019年日記
おとんが単身赴任になった。
英語講師のおかんと、新・女子大生楽、新・男子高校生善の3人暮らしのスタート。
パワフルな楽、のんびり屋善、一番頼りないおかん。
おとんはさぞかし心配しているだろう。
遠い空の下、引っ越しの片づけをしつつ、おとんは何を想う。

おとんの荷物がなくなって、がらんとした部屋をアレンジして、
読書スペースを作ってみた。
 リクライニングチェアを部屋の真ん中にどんと置いて、コーヒーテーブルを横につけ、昼寝もできるように毛布を用意して、
オットマンをセットした。
完璧なスペース。
さっそく、読書、コーヒー、昼寝のフルコースを試してみた。
なかなかよろしい。しっくりくる。

善は部活が休みで、一日ごろんごろんしている。
ゴールデンウイークの課題を前に、今やっと机に向かっているけど、どんな様子だろう。
ちょっと部屋をのぞきに行ってみた。
2問進んでいた。
こういうのを、遅々として進まず、というのだろう。

楽は大学の山登りサークルに入った。
小学生の頃は、おとんに連れられ、善とともに山に登り、心を動かされた楽。
小学校の卒業式では、
"I want to be a mountain climber because I like mountain."
と言う名台詞を残した楽。

中学ではバスケ部、高校では男子バスケ部のマネージャーと、6年間山から遠ざかってしまったけれど、
大学に入ってサークル選びとなったとき、山へと戻ってきたらしい。
今、ちょうど新入生歓迎山のぼりの最中だ。
あいにくの雨模様だけど、可愛らしい山小屋の写真と大きなソフトクリーム写真を送ってきた。
楽しくやっている様子だ。

晴れたなあと思っていたのは昼くらいまでで、こちらは雨が静かに降っている。
危なく洗濯物を濡らすところだった、とおとんには伝えたけど、本当は濡らしてしまった。
さて、夕飯までの間、何をしようか。
そして、夕飯は何を作ろうか。
 待っていれば夕飯が出てきた、おとんがいる頃の生活とは、もう違うのだ。
4人家族で3番目に料理上手な私ががんばらなくては。

平和に過ぎつつある3人生活の第一日目。
本日、楽は山の上なので、2人しかいないけれど。
一日、何をしたのだったか。
そうだった。読書スペースのフルコースを試してみたのだった。

 善はさきほど、数学の問題のコツを掴んだ!と部屋で叫んでいた。
その直後から、どこかに消えて戻ってこない。
コツを忘れちゃうではないか。

雨のしとしと降る音のする部屋。
これから起きるだろう、すったもんだの日々を前に、あまりにも平和な時間が流れている。
願わくば、すったもんだは起きず、ずっと平和な時間であってほしい。

さてと、夕飯は待っていても出てこない。
今日からはしっかり台所に立とう。
そして、家族に栄養を届けなくては。
 おとん、がんばるので、心配しないで。
                    おかん