#海とJAZZ

日本スポーツ協会・日本セ-リング連盟公認 セ-リングコーチ2
JAZZ SAX 吹き

動物がん症例

2015-01-01 10:10:00 | 医学・獣医学
がん症 例:

ムサシちゃん(去勢、猫、8 才令、BW?kg)臨床症状:乳腺腫瘤形成(大きさ変化なし)。4月25日にTGFβ1が34ng/ml。4/25 よりリンツイー(猫用)60mg28 日間投与。6/13 よりインターキャット5MU 隔日経口投与8回(16 日)その後、24 日迄無治検査目的:1)悪性腫瘍と診断されており、現在の免疫状態。2)免疫状態に基づく薬剤選択等の治療指針。使用薬剤:リンツイー(猫用)、インターキャット5MU Th 生体反応検査結果(2009.7.27.検査):括弧内は正常範囲を示した*Th1 % Th2 % Th3 %表在型生体反応 2.50 (051 ~1.67) 0.10 (0.19~1.53) 2.27 (0.52~2.81)内在型生体反応 5.26 (20.81~36.29) 0.20 (0.29~1.27) 0.30 (0.68~2.18)CD4/8=8.33,5.67表1.悪性腫瘍における転移時のTh 生体反応の推定判断基準値内在型Th1 生体反応(%)±(SD)

悪性腫瘍 20.97±3.74

転移性悪性腫瘍 14.72±0.98※※P<0.05( TGFβ14月25日 34.0ng/ml6月13日 22.9ng/ml7月25日 4.8ng/ml




悪性メラノ-マの一例について!
レトリバ-系MIX犬の口腔内メラノ-マの推移です。
11歳♀(避妊) 体重20kg
1歳時よりアレルギ-性皮膚疾患
5歳時に膀胱炎・角膜変性症(角膜ジストロフィ-)
現在白内障に罹患するなど、

マルファンシンドロ-ムのマ-チとされる症状があった。http://kawashima-vet.com/care.html

H26.2.25
歯石・歯周病で口が臭くて唾液に血が混ざるので歯石を除去してほしいと来院。
神経質で全身麻酔下で口腔内に2cm大の腫瘍(膿瘍包括)を確認した。
口腔内は悪性メラノ-マの発生が多く2cm大であると内服だけでは拡大が阻止しにくいことから、腫瘍専門医で口腔外科のF動物病院に紹介した。
この時3月5日より「リンツイ-エキス」10mg/kg(体重)を投与。
下顎骨へ浸潤など外科は困難との結果、飼い主がそのまま維持を選択したため、
痛み止めとしてカルプロフェン(非ステロイド系抗炎症薬)と霊芝エキスのみ投与となる。
F動物病院よりメラノ-マと診断された。
5月にメラノ-マは急速に増殖して3×3×14cm大となり口を閉じるのが困難となり流動食となったため、
飼い主より治療費用削減のため痛み止めのみとしたい(余命が少なそうなので)との要望で、
カルプロフェンのみとなる。
5月25日が増殖がとまり食欲と元気があり散歩も問題ないのでで狂犬病予防だけしたいと来院。
7月11日10日ほど前にメラノ-マが崩落(4cm大となる)して普通食が食べられすごく元気でまだ長生きしそうなのでなので、
混合ワクチンも摂取して欲しいと来院。
「リンツイ-エキス」を再開した。
9月22日 前日の夜の散歩中に急によろけた(それまですごく元気だった)ので22日朝まで様子をみたが動けないと来院、残念ながら死亡していた。
口腔内メラノ-マは消失していた。
マルファンシンドロ-ムによるTAAD(おそらく後大動脈解離)と診断した。



TGFβによる疾病発症スパイラル

2014-02-01 10:55:00 | 医学・獣医学
遺伝子・遺伝子欠損・他などにより
生体のTh3(TGFβ)による抗腫瘍免疫の制御など免疫応答の抑制が起きている状態では、
本来のTh1・Th2による(衛生仮説を含む)インンタ-フェロン・Th2抑制剤などによる治療効果は大きく減衰させていることになる。

アトピ-治療では抗Th3剤の最初の使用で治癒(緩解)率・期間ともに大幅に改善された。
(49頭のうち97.8%が有効以上であった.)
http://jja.jsaweb.jp/am/view.php?pubdate=20090930&dir=2009a&number=09a_msyMS20-7
(イヌADの43頭を用いた.各Th剤ならびに経口サプリメントはスノードリーム,日産化学,インターフェロンハーブ研究所から供与された.また,方法は前演者川鍋に準じた.さらに健康診断で得られた健常人のヒト血漿86検体と重症アトピーの血漿TGFβについてヒトTGFβ ELISA kitを用いてそれぞれ測定した.)
http://jja.jsaweb.jp/am/view.php?pubdate=20090930&dir=2009a&number=09a_msyMS20-8

アトピ-などアレルギ-疾患ではTregが免疫の暴走を抑制してこれを抑えるという考え方もされてきた。
治療には免疫抑制系として、ステロイド・シクロスポリンなどが今も使用されているが、
これらで治療して慢性化しているケ-スのTh3(TGFβ)・血漿中TGFβは高値あり、ステロイドの強い抗炎症作用やステロイド・シクロスポリンなどによりTh2を強く抑制して症状を軽減しているのは見かけの症状軽減で病気の巣を養っている状態とも考えられる。

腫瘍ではTh3・血漿中TGFβ高値のものが消失することもあった。(ハモンド効果?)
腫瘍(癌など)では、腫瘍細胞自体のTGF-β産生による免疫応答の抑制がおこる。
TGFβそのものがTh3(TGFβ)産生をうながすので、より強いスパイラルに入ってしまう。

アトピ-・腫瘍などでTh3は高い値であり、血漿中のTGFβも高値である。
抗Th3剤によりTh3・血漿中TGFβとも抑制されることが判かる。
アトピ-では抗Th3剤のみでアウトグロ-するものも多い。
Th3の抑制ができても血漿中TGFβが高値である腫瘍(癌など)細胞自体のTGF-β産生が大きい場合は細胞本体に対する治療(温熱・放射線・外科など)を併用することが望ましい。


特許取得

2014-01-22 19:48:00 | 医学・獣医学
[霊芝エキスを有効成分とする哺乳動物における3型ヘルパーT細胞からのTGF-β産生抑制剤]


公開文献が下記よりダウンロ-ドできます。



特許電子図書館

特許・実用新案公報DB
をクリック

文献種別 a
文献番号  2008 - 214230
を記入

文献番号照会 をクリック

特開2008-214230
をクリック

文献単位PDF表示 をクリック 進行にしたがって数字入力でOKです。


面倒ならば
http://astamuse.com/ja/published/JP/No/2008214230




Th3とTregについては細かくは分類が異なるとか同じだとかになっておりますが!
http://new.immunoreg.jp/modules/pico_kennai/index.php?content_id=2

TGF-βを産生する細胞であり、かずかずの病気の根っこであるTGF-β産生を抑制することで治療の展望があることになります。

現在、世界中の研究機関で注目されていますが、

「snow dream」http://www.snowdream.co.jp/
は、かなり前から発見・研究をしていたことが認定されたと思います。

http://www.medinet-inc.co.jp/dr/term/detail/term_treg.html

http://www.medinet-inc.co.jp/dr/term/detail/term_menekiyokusei.html

http://www.nanzando.com/viewer/16771/HTML/index7.html

http://beta-lab.umin.ac.jp/project/Cancer.htm



変形性関節症

2013-12-13 10:34:00 | 医学・獣医学
年を重ね膝が痛いこともありますが、

アメリカ整形外科学会AAOSの最新の治療ガイドラインでは近年多く行われていた治療法が推奨されなくなっています。
ヒアルロン酸注射、 グルコサミン・コンドロイチン内服が否定され、

非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)の副作用を嫌った、アセトアミノフェンは少量ならOK
関節内注射はステロイド(コレは関節内感染症に要注意ですが)のあくまで短期疼痛緩和、
体重を下げることと、(下がらない自分!!!)
非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)が有効となっています。

自分では他に血中TGF(トランスフォ-ミング増殖因子)の増加をともなう、先天的ならびに老化による疾病の治療も有効と考えます。

http://www.aaos.org/research/guidelines/guidelineoaknee.asp

http://www.aaos.org/research/guidelines/OAKSummaryofRecommendations.pdf

http://www.aaos.org/research/guidelines/TreatmentofOsteoarthritisoftheKneeGuideline.pdf