#海とJAZZ

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JAZZ SAX 吹き

ヘルニア

2013-02-10 13:21:00 | 医学・獣医学
ヘルニアの中でも椎体に関するヘルニアはミニチュアダックスで多発するが、椎間板ヘルニアで歩行困難・麻痺などが起こった場合に外科手術が行われることが多い。

トイ種で多く診られる膝蓋骨脱臼でも書いたが、症状軽減の方法としての正しいメソッドによる外科治療は有効であるが、病気の根本(根っこ)ではないことを知っていることが今後の対処(疾病マーチによる他の症状の発症予防と根本治療)に重要である。

変性椎間板疾患・硬膜拡張症などを発症する根本には骨格・皮膚・循環器など体を造るための代謝に弱点を持っていることが確認されている。

犬・猫などでは使役の目的(このことが使役上有利であった)・外貌・仕種などからいろいろな種類が選定されてきたためにこの弱点をもっているものも多いのである。

ダックスは名前の由来どうりアナグマ猟のための猟犬であり、アナグマの反撃に対応可能なように体本体を痛めない伸びる(場合により切れる)皮膚が備わっている。

この疾病の特徴として、皮膚症状・外耳炎などが若いときから始まり・場合により5~6歳から膀胱炎他・循環疾患へとマーチが進行する。(スノードリーム循環TGF http://www.snowdream.co.jp/tgf.html
つまり本体はEDSであり治療法は無いと長くいわれていたのだが、日大ベンチャ-SNOW DREAM http://www.snowdream.co.jp/
では内科治療を開発済みである。

また変性椎間板疾患・硬膜拡張症に対する鍼治療は有効でCT・MRIで効果を確認しており、内科治療との併用で外科手術を行わなかったり、手術後により症状を軽減できることも多い。

膝蓋骨脱臼の治療とFilaggrin欠損遺伝子の修復

2012-09-05 10:20:00 | 医学・獣医学
小型犬によく診られる膝蓋骨脱臼であるが、原因としてFilaggrin遺伝子の欠損があることによる症状の一つと考えられる。
症状・検査については 日本大学発の産学連携ベンチャースノードリーム

循環TGF検査循環TGF検査
を参照されたい。

膝蓋骨脱臼の治療として外科手術(これも関節嚢内をいじらない方法が良いが・日本大学特許)がよく行われているが、体の部品修正では病気本体の治療は当然済まないことになる。
既にあるか、今後出るであろう病気(皮膚・免疫・循環器)も含めて早期に対処してあげた方が良いのは明らかである。

もしかして、本体の治療(Filaggrin欠損遺伝子の修復)ができたら外科手術が要らないことも?
内服だけで治ることも結構あります。(関節嚢の重度の拡張などなければ)


最重症アトピー

2012-04-18 08:50:00 | 医学・獣医学
ヒト・イヌでステロイド治療が行われて効果が出ない・出なくなった場合

アトピー+ステロイド(ステロイド依存性)皮膚炎、
またはアナジーかアナジー+ステロイド皮膚炎になっていると思われ、
ステロイド好きには嫌がられるでしょうが、重症アトピーは治療行為による医原性も一因ではと、(本当は一因でなく、ほとんどだとも思いますが)
最重症アトピーのTcPS検査(Th検査)またはATORE検査結果のThパターンはこれを現しています。

脱ステロイドの痒み(2週~4週がきつい)と病気本体への対処を飼主に説明が出来ないとステロイドが切れなくて治らない(永く病気とつきあっていくという治療者)まま適切な治療が出来ずに良くないステロイドによる小康状態を保っていると考えます。

似たような犬で治療初期に
霊芝+Znf+LTRA
抗Th2+Znf+LTRA
(どちらも1ヵ月後にIFN orIFI orPAD)
の2通りを試していますが、
霊芝はTh1/Th3のより抑制があるとしても痒みが止まりやすく発毛が早い(1週間ほどで生えてくる)
抗Th2は検査結果のとおりに対する効果で
患犬の状態と飼主の要望によりとなっています。

霊芝はTh1・Th2・Th3すべてが下がる傾向ですが、
有機ゲルマニウム(Th1維持)含量が多いこともあるせいか、
シクロスポリンのような問題は起きていません。

ステロイドの正しい使用(外用)利点はもちろんあるのですが、すでに逸脱しています。

下記をご参照ください!
「疾病のマーチとステロイド」
「非ステロイド免疫抑制剤使用の留意点」

さてアトピー本体に対する治療について!
「アトピーの原因遺伝子とアレルギー疾患の発生連鎖」
という講習会が開催されましたが、
すでに「Filaggrin」遺伝子の欠損が原因と判っています。
生きているからだの遺伝子を入れ替えられなくても、修復が可能なら・・・!
とお考えと思います。
すでに治療に応用されています。
BIO tech 2012
第11回国際バイオテクノロジー展/技術会議
2012年4月25日(水)~27日(金)
会場:東京ビッグサイト

新規ZNF/newPADによる皮膚疾患におけるFilaggrin欠損遺伝子の修復
4月26日 (木) 14:50 ~ 15:20 会場: ACA-2
(財) 日本大学
日本大学生物資源科学部 准教授 桑原 正人
「ヒトやイヌのアトピーに対してZNF/newPADを投与した。アトピーの原因遺伝子(FLG)は修復した。」
ポスター展示ブース: F-09
へもお出でください。

ATORE検査はスノードリーム非会員病院にも開放しています。

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