#海とJAZZ

日本スポーツ協会・日本セ-リング連盟公認 セ-リングコーチ2
JAZZ SAX 吹き

早期介入

2008-07-29 10:23:04 | 医学・獣医学
アレルギ-治療の戦い方である。

経験的にヒトの方ではすでにステロイド・免疫抑制剤などの全身投与は症状がひどくやむ得ない場合に限定されつつあるが、
Th1/Th2 バランスだけでは証明が出来なかったこと(これも動物病院では検査して治療しているケ-スはほとんどないのでは?)もあり、動物の世界ではいまだに主流のようだ。

我々のTGF-β1(便宜上=Th3=JAK-STAT3)による要因とマ-チによる症状発生機序がここ数年 世界中の論文からも実証されてきている。
アネルギ-のところも一部修正させていただいたが、
本質ではない治療法を繰り返し、マ-チは循環・同時多発などしながら進行して治らずにアネルギ-anergy(別の読みではアナジー)になっている症例に遭遇することが結構多い。
老化してアレルギ-症状が出なくなっても、アウトグロ-(治癒)したのではなく、免疫不全状態の疾病予備軍となっていくのだが、これは免疫正常化ができない状態が長期になるほど重症化する。
ヒトも犬も子供・子犬の頃からマ-チの初期症状があるのでなるべく早期介入することが重要になる。
前記の英国や同時期の仏のヒトの論文などからもかなりのアトピ-体質があるはずで、犬でも同じようなことでアネルギ-anergyへ移行しているのでは?