ステロイドについては前述してあるが、タクロリムス外用・シクロスポリン内服(動物用ではアトピカという商品がある)の問題点は?
タクロリムス外用(プロトピック軟膏)は高価ではあるが皮膚バリア障害・ステロイド皮膚炎を起こさない・引っかき傷以外の健康な皮膚から体内吸収がないなど優れた治療薬である。
使用上の欠点は唐辛子を塗られたようなヒリヒリ感が数日あり(慣れるのではあるが)、小児・動物ではコレを知って使用する必要がある。(小児・動物では0.03%の小児用が良いが残念ながら価格は0.1%の成人用と大きく変わらない)
免疫抑制剤であるため、使用部位の感染症には注意が必要である(ステロイドも同じである)。
リンパ腫・カポジ水痘様発疹症・菌状息肉症などを誘発するといわれていたが、これらの疾病が良く似ているアトピーと診断されていたという報告が多い。
2009年 日本アレルギー学会 : 秋季学術大会シンポジウムの報告の中にも7年間アトピーとされた皮膚リンパ腫などがあった。
シクロスポリン内服についてはアトピー重症例での適用であるが、免疫抑制剤であるためタクロリムスと同様の問題とともに食用不振・肝臓への負担などがある。
アトピーに症状の類似したAnergyに使用してしまうと治療できずにAnergyの重症化と副作用を起こす。(Anergyの犬をアトピーと診断してこうなるケースが多くみうけられる)
確実な診断が出来ない状態での使用は危険です。
結論は、確実な診断を得て、非ステロイド・サイトカイン系・亜鉛シグナル系の内服、
アトピーに対しては(特に顔面・頸部のタクロリムス外用)・乾癬・Anergyなどに対しても個々の外用対応を行うことによりマーチを止め早期に暖解させ別の疾病を誘発させないためには肝要です。
タクロリムス外用(プロトピック軟膏)は高価ではあるが皮膚バリア障害・ステロイド皮膚炎を起こさない・引っかき傷以外の健康な皮膚から体内吸収がないなど優れた治療薬である。
使用上の欠点は唐辛子を塗られたようなヒリヒリ感が数日あり(慣れるのではあるが)、小児・動物ではコレを知って使用する必要がある。(小児・動物では0.03%の小児用が良いが残念ながら価格は0.1%の成人用と大きく変わらない)
免疫抑制剤であるため、使用部位の感染症には注意が必要である(ステロイドも同じである)。
リンパ腫・カポジ水痘様発疹症・菌状息肉症などを誘発するといわれていたが、これらの疾病が良く似ているアトピーと診断されていたという報告が多い。
2009年 日本アレルギー学会 : 秋季学術大会シンポジウムの報告の中にも7年間アトピーとされた皮膚リンパ腫などがあった。
シクロスポリン内服についてはアトピー重症例での適用であるが、免疫抑制剤であるためタクロリムスと同様の問題とともに食用不振・肝臓への負担などがある。
アトピーに症状の類似したAnergyに使用してしまうと治療できずにAnergyの重症化と副作用を起こす。(Anergyの犬をアトピーと診断してこうなるケースが多くみうけられる)
確実な診断が出来ない状態での使用は危険です。
結論は、確実な診断を得て、非ステロイド・サイトカイン系・亜鉛シグナル系の内服、
アトピーに対しては(特に顔面・頸部のタクロリムス外用)・乾癬・Anergyなどに対しても個々の外用対応を行うことによりマーチを止め早期に暖解させ別の疾病を誘発させないためには肝要です。