誇りに思い尊敬します。 ｂｙB・B

卒業式も終わりこれから入学のシーズンですね。
この時期いつも思うのが自分の子供達の学校時代のことです。

長女は小児喘息で夜中、明け方を問わず発作を起こしそのたびに救急病院へ何回行ったことでしょう。
救急車で運びこまれそのまま入院も数回ありました。
成長するに従って治る子もいる反面、軽減したとはいえ娘は33歳の今も発作止めが手放せません。

高校でも家庭でも色々あった上発作が頻繁におこり休みがちになり、止めたいと言い出しました。
手に職を付ける道ならまだしも、事務職とか正社員になるには中卒では難しいこの時代、学校の先生も
私達夫婦も必死で説得しました。

学校の先生も折角2年来たのだから休学して、落ち着いたら復学したらどうかと提言してくださいましたが
娘の意志は固く結局退学しました。

私のなかでは娘の気持ちより、高校中退と言うことが世間体や見栄で大きく占めていたと思います。
母や長姉もそういうことにうるさい人達でしたから、何言われるか分かりませんので知られたくありませんでしたね。

結婚して働きたいと思ってもバブルがはじけた今、やはり職は見つからず本人も少し後悔はしてたようです。

結婚数年後に定時制高校に進みました。

正直私達は続かないだろうと考えていましたが、なんと皆勤賞、全学年を通してトップで卒業しました。


私より夫が何倍も喜んでいました。

この影にはバイト先や婿太郎殿の協力があったのはいうまでもありません。

面接をした不動産会社の事務に即採用して頂き、アルバイトですが元気に通っています。



息子はIT関係の専門校に進みましたが、一年後にどうしても自分には合わない、大学に行きたいと言い出しました。

自分が決めたことだからすべて自分の責任でやるように。私達は一円も出さない。

入学資金、授業料は奨学金でまかないました。

予備校費用、小遣い、交通費はバイトで稼ぎました。

本当に一円も出しませんでした。

卒業した時点で480万円＋利息の借金を負ったわけです。



二人とも頑張りましたね。


我が子ながら貴方達を誇りに思います。




そしてもう一つ。

移住の仲間で現在帯広に住んでいる通称prion夫妻。

奥さんのRさんはキルギス人。

彼がアメリカでの仕事を終え、いわゆるシルクロードを旅して帰る途中にある事件に巻き込まれ、
日本語を勉強していたRさんが通訳を買って出てくれ知りあった結果、日本に来て結婚したと言う面白い経緯。

勉強家で日本語の会話どころか漢字まで書きこなし、デイサービスの施設では責任者にまでなってしまった。
傍ら放送大学に通い、スク-リングに通い、札幌や遠方に試験を受けに行きこのたび無事卒業とのこと。


頑張りましたね。といっても本人にそんな気は全く無くそのバイタリティと明るさには脱帽です。

日本というこんな遠い国にお嫁に来て終の棲家は北海道！！

母屋建築中には慰問がてら頻繁に遊びに来てくれ、カンタ失踪の時には帯広から探しに来てくれた心優しき友人達。
大好きで大切な人達です。



Rちゃん、本当におめでとう。うんと年下だけど尊敬します。



彼のブログはこちら。ただし更新の遅いことは保障つき。

そしてもう一つお勧めがこちら。

これを読むと彼の精神力の強さに驚かされます。