北海道胆振地方で6日未明最大震度7を観測しました。 震源に近い厚真町では大規模な土砂崩れが発生し、行方不明者が出るなど大きな被害が出ています。
それに伴い全道一斉停電となりました。
6日朝、UncleBeeが
「停電だよ、仕事行かれないね。病院きっと休みだよ」の声。
胆振地方で大きな地震があったけど、ここは震度2くらいで我が家は音が少しカタカタしてたけど全く揺れず、UncleBeeも地震とは思わなかったとか。
テレビも勿論付かないので細かい状況が分からずコーヒーでも。でも粉が無かった。
もし休診するなら連絡があるはずだと、責任者に連絡するととりあえず行ってみると言います。
そう聞いたら行くしかありませんよね。
信号は勿論付いておらず、通り道のセイコーマートは客でごったがえ。
スタッフがバーコードリーダーで値段を入れ、電卓でお釣りを計算してました。
ガソリンスタンドにも車があふれ、町で唯一大きい十字路では警察官が交通整理をしてます。
こんな日患者さんも来ないんじゃないかと思っていたら、これが結構来るんですよね。
「薬が無くなった」
「とりあえず来てみた」
「今日ワクチンの予約してた」と、理由は様々ですが。
検査センターからのデータファックスも来ないのは勿論、採血しても検査は出来ませんので採血無し。
心電図も他の検査も電気を使う機械の検査はストップ。
血糖は指先からの簡易キットで検査です。
ワクチンなどの薬は発泡スチロールの箱に移し、冷却パックを入れときました。
幸いにもにこの日は良い天気でしたので、電気無しでも明るく支障はありませんでした。
近くの摩周厚生病院は休診だそうで、ここは自家発電できるのだそうですが、透析をやっているのでそちらのための電気の確保なのでしょう。
患者さんから色々な情報が入って来ます。
どこも、かしこも店には人があふれ、店内は暗いので店先で販売し電卓での会計とか、ホームセンターは欲しいものがあると店員が懐中電灯でその売り場まで誘導してくれたそうです。
だから一度に2-3人しか入れず長い人は3時間待ちだったとか。
この小さな町でのそれぞれの店には在庫も限られており、カセットコンロ、電池、懐中電灯などはあっという間に売り切れ。
ローソンは午前中で早々と閉店。
他のコンビニ、スーパーも水やらカップラーメンとかインスタント物やパン類はすべて売り切れ状態だとか。
スタンドも20Lまでとかの制限があったようです。
我が家は水は電気のポンプで井戸水を汲み上げてますので、勿論断水。
UncleBeeがうりむぅの庭の自噴水を汲んできてくれてました。
幸いプロパンなので料理は大丈夫だけど、暗い中での料理などせずレトルトカレーを鍋で温めたりする程度でしたけどね。
今や多分日本人誰もが持っているであろう携帯電話とスマフォ。
これの電池不足が気になるところですが、朝一から心配のライン、電話、メール、メッセージと半端ない数でバンバン来てます。
夜、パソコンから充電しましたが、それでもどんどんなくなる電池。
電池無くなるからと、通信お断りの連絡しても、
「分かりました、頑張ってね」
「オーケーです」
と、これまた後から後からのスタンプやら返信やら。
だから電池がなくなるから!!
電源オフにしようかと思ったけど余計心配かけ後が怖そうで。
心配頂きとても有難いですが、特にグループラインの時はこちらが送れば全員見られるので、それで終わりにしてもらえれば非常に有難いです。
札幌に姪がいるので心配でしたが状況が状況だけにかえって迷惑かと連絡は遠慮しました。
千葉の姉に連絡してみたら物が落ちたり食器棚が倒れたという被害はあったけど、家もなんともなく怪我もなかったそうで一安心です。
長い夜はソーラーライトで読書。これ結構明るいです。
帰りのセイコーマートで、何はなくとものコーヒーの粉を買い、ニンジンとかジャガイモとかの野菜少々。
棚は見事に空っぽでした。
そのうち店長さんが、籠にアイスをどんどん入れていきます。
そして「どれでもいくつでも持って行ってください」とのこと。
すべて廃棄処分になるんだったら、持って行ってもらったほうがゴミの処理も楽でしょうしね。
有難く10個ほど頂いて病院にとって返し、まだいたスタッフ達に配りました。
院長先生もいらしたので、二人で仲良くベンチに座って半分融けたアイスを美味しくいただきました。
本部からはできるだけ店は開けておくようにとの通達があったそうです。
これも本部からの通達で早々と閉めたローソンとは対照的でした。
余談ですが、セイコーマートは買い物難民にならないように、北海道の僻地などに本部直営の店を作っているそうです。
地元民のセイコーマートLove。
分かる気がします。
(みんなセコマと言いますが、あえてセイコーマートです。と書きましたら会社がセコマと商標を変えたそうですね)
多くある酪農家さん。
搾乳は停電などでできず、お乳が張った牛たちが気になりました。痛くてたまらなくなるんだそうです。
小学校の同級生の会社が幕別にありやはり搾乳が出来ていないとか。
ほっとくと乳房炎になったりするんですよね。
早く電気が来ないかと願うのみです。
夜には町内の一部に電気は来ましたので、翌日友人宅に押しかけパソコンとスマフォに充電させてもらい、営業を再開したお風呂屋さんに行きました。
やってるかなとお風呂屋さんに電話したら、繋がったとたん「もしもし」も言う暇もなく
「やってるよ」ガチャン。
きっと沢山の問い合わせでうんざりだったのでしょうね。お気の毒お様。
我が家地方が復旧したのは7日夜8時10分でした。
もっと掛かるかと、紙のお皿やらコップやらローソクやら買いこんで来たのでしたけど。
テレビもラジオもパソコンもなく、静かな夜ローソクの明かりでにここに来た時の生活など思い出しながらの、久しぶりにしみじみとした夫婦の会話。
これはこれで良いもんだ。
このたびの大地震では本当に大変な思いをされましたね。
連絡等をと思いましたが、遠慮していました。
やはり、バンバンと安否を気遣う連絡が入っていたのですね。心配する人のお気持ちはよく分かります。
こういう状態はない方がいいですが、移住されたばかりの頃の思い出を、ご夫婦で語り合えてよかったですね。
連絡の遠慮、お気遣い有難うございます。
心配してくれるのは有難いですが、ありすぎて返信もままならず、電池残量も気になりと複雑な心境でした。
総ですね、久しぶりに思い出話、良かったです。
ありがとうございました。
大変でしたよね。ご無事でなによりでした。
そちらの電気はまたちょっと遅くに復旧したと友達が言ってました。弟子屈でも差があるんだと知りました。
不便を承知で済んでいるところもあるので、こういう時、私たちは変な強さを発揮しますよね。
しかし、牛屋さんはかなり大変だったようで、乳房炎の牛さん、たくさん出てしまったようです。
こちらは弟子屈の田舎なので復旧に時間がかかったのでしょうね。
停電の時真っ先にTAMOさんを思い出しましたが、牛はいなかったとまず安心しました。
こちらに来た時の不便さはこんなものの比ではありませんでしたので、何とも感じませんでしたよ。
TAMOさんも一からでしたので、とことん不便さを味わった後は怖いもの無しですね。
大規模な酪農家が増えてきているのでこういう時本当に大変だと思います。
地震後すぐに一度ショートメールしてしまったんですが、
地震情報と地図を確認し、無事を信じてブログ更新を待っておりました。
本当に大変でしたね・・・
でも地震後も大変は続いていきますね><。
どこで何が起きるかわからない今の世、
本当に怖く思います。
どうかご家族みなさん、お気を付けください。
心配して頂いてありがとうございました。
ショートメール届いていないけど、地震の影響かしら。
病院の皆さんはお元気ですか?そちらの町と同じ姓の夫の姪がいます。(合ってるわよね)
名前を聞くたびにその町を懐かしく思い出します。
電気も水もないということは、結構大変でした。
生活の基盤ですからね。
貴女も防災の備え十分しておいてくださいね(自分の反省も含めて^^:)
本当にいつ何が起こるか分かりませんもの。
コメント有難うございました。