週刊現代を読んだテレビ局から、役場に連絡先を教えて欲しいと連絡があり、教えても良いかとUncleBeeの携帯に電話が来たそうです。
UncleBeeは教えても良いと言った、とラインが来ましたが、局の方には私に掛けなおしてもらうように伝えました。
なんでって?
だって何でもかんでもろくに聞きもしないで、受けてしまうからです。
「テレビ朝日の○○と申します。週刊現代を読んで取材させて頂きたく、ご連絡をいたしました。番組名は○○スクランブルというのですが、移住して年金で暮らしている方達のことを取り上げたいという趣旨でして、食費や生活費が移住前と移住後どう違うのかとかですね云々」
「私は現在午前だけですが、クリニックで臨床検査技師として働いています」
「お仕事されているんですか。ご主人は何かされていますか?」
「無職で、色々作ったり、薪を調達したり、馬やらの世話をしたりしています」
「馬もいるんですか?」
この辺で電話のトーンが下がって来ていました。
要約すると、年金(だけ)でつましく暮らしている人々?を取材したいらしいです。
この週刊誌に載っている写真はモノクロで、小さくて全然分からないし記事も愛する妻の為に一生懸命家を建てたってことばかりで
ポツンと1軒家に関係ない内容でした。
私が編集長だったら、即、ボツですね。
記者になってまだ1年目。まだまだ修行が必要でしょう。
この記事を読んでテレビ局はどうとったのでしょうか。
テレビ局の思惑は、田舎だからこそ年金だけで自給自足しながら生活できる。
移住する前はこんなに掛かっていたけど、田舎への移住後はもろもろ安いので年金だけでやっていける、そんなことを放送したいんじゃないでしょうか。
仕事を辞めたら超節約の年金のみの暮らしになるのは間違いありませんけど、キットを買って安くセルフビルトしたログハウスとはいえ、既製品を買えば3千万価格ですし、庭にはキャンピングトレーラーは鎮座しているし、馬やシェパードやチビワンコが2匹走り廻っているこんなところで、細々と年金だけで暮らしてるなんてことを放送しても、現実味はないですよね。
又連絡させて頂きますと、いう事でしたが、それはお断りの連絡だと思っています。
仮に依頼が来ても、正直受けたくないんです。
全国ネットで、当然弟子屈の人も観るかもしれませんし、中にはクリニックの患者さんも。
全く知らない人達に、我が家の現状をあまり知られたくないですもの。
ブログや本に載るのとテレビとでは全く違うと思います。
2012年の「憧れのど田舎暮らし」が放送されたときは、まだ町の人達とはなじみがありませんでした。
何より当時、弟子屈ではTV東京は放送されませんでしたから、今思えば良かったことでした。
良い思い出ばかりのあのテレビ取材、大事にしたいと思います。