自愛学：ラベル貼り：協力と信頼

今日TVでアメリカ人がボランティアで低所得者のための家づくりをしている模様でした。アメリカ人特に白人は、日本人と比べると血液型B型（またはAB型）が多く，言うなればアバウトな人達が多いというのは，アメリカ来たばかりの日本人の目から見たら明らかな気がしました。そういうアメリカ人が家を作っている、と日本人の頭で考えた時「メチャクチャな家ができそう！」とつい思ってしまう自分がいます。とにかく１ｍｍという単位理解できない人が多いですから。インチを使っていると言う事でも仕方ないと言ったら仕方ありませんが。（１インチは約2.5ｃｍでそれを１６等分した単位がおそらく一番小さな単位と思う方はアメリカ人では多いと思います）でもそういうアメリカ人の国が、その細かい事に苦手であったからと言って、国が崩壊しているわけでもないですよね。

なにかに対し昔，先日書いた「ラベル貼り」をしてしまった物は、なぜかそれがそのまま頭に残っていて、素人のアメリカ人がボランティアで家作ってる姿を見ると「大ざっぱな人達が家なんか作ったら、とんでもない物ができそう」と、何十年も前に思った事がそのまま頭に浮かび、これじゃうまくいくわけない、と思ってしまう。

次の瞬間「あれっ？　なんで私はこんなこと考えているんだ？」と思ったんです。そうか、デフォルトのラベル貼りのせいだと！　人は意識しなければ、それが３０年、４０年前に思った事でもデフォルトにしてしまった考えを変えるという事がないと言う事に気づかされました。そして、これこそが、昔の私がマイナス思考して（おそれの学びの一環で）それも常識という名前の下、多数の人が同様に思っていると、疑う事なくそういう考えを受けとめてしまいます。

それこそ、私が４０年近く前にカリフォルニアに来た当時、英語学校で知り合った２才年上の日本人男性は、まことしやかに「女性は車の運転向いてない。男性より判断力が弱いから。」と言っていました。今現在、こんな話を信じる人はほとんどいないでしょうね。でも当時は女性は弱い性で、男性よりもいろいろな事ができないという話を社会的にも信じていた人が多かったんです。（そのせいで年の上の方は未だにそんな事を信じている方がいる可能性がありますね。）そんな風にその男性に言われた私は、その人に車の運転教えてもらう度に、とんでもなく不安になり道を大蛇行してしまったりしてました。人の思い込みのエネルギーはとても影響力があります。特に私は人の気持ち思考が分るサイキック力が強いので、ますますそうだったんでしょうね。

先日お話ししたラベル貼り、これは本当に気をつけないと自分がしたいと思っている事を阻む強力な力になるという事です。

そして、そういうラベルをはがしオープンになり、集まった人達が経験者であろうとあるまいと、ちゃんとゴールを達成できるとお互いを信頼する事ができた時、本当に達成できるという現実を作れるようになるはずです。まっさらな状態で何かを信じれば、何でも可能だと言うこと。そして、サイキック力はすべての人が持っている物で，だからこそ、人が集まっている中で、みんなが心を一つにし、こういう事を達成したいと思えば、どんな事でも口にされなくても何を達成したらよいのかかがサイキック力で「分る」はずなんです。お互いを信じる、信頼する事ができた時、人のサイキック力は大全開するのかもしれません。

信頼、それは人だけでなく自分のことも信頼した時に魔法は起きるのではないかと思います。自分を信頼する事は正に自分を愛することですね。