HAVE A NICE SHAVE

クラシックシェービングと男性スキンケアのノート

TOBSシェービングクリーム5種

2018-01-14 19:10:07 | シェービングソープ


TOBSと言えばサンダルウッドのシェービングクリームが定番だが
同社からはその他12種類のフレーバーが発売されている。
今回その中から5種類のサンプルを入手したので試してみる。
MaggardやConnaught Shavingでは50g入りのサンプルが150円前後で
発売されている。ショップの紹介では、50gで5回分使えると
されている。TOBSだけでなく、他のブランドのクリームもあるので
試用してみたい時には便利である。

 
【Mr.Taylors】 Connaught Shavingで9ポンド
TOBSブランドの中でも人気のあるブレンドソープ。
軽いシトラスの香りが上品にブレンドされている。
雰囲気的には海外製のコロンと同様に香るがそれほど
強く香るわけではない。サンダルウッドは蓋を開けた瞬間、
むせるような植物系の香りがするが、こちらは非常に
上品な香りがかすかに香る。同じメーカーが作ったとは
思えないような上品な香りだ。女性受けを意識するなら
こちらのほうが好感を得るだろう。
泡立ちなどはサンダルウッド等と同じなので使い勝手
では違和感が無い。海外ユーザーから人気なのもうなずける。
品の良い大人を演出できる香りだ。

【JERMYN STREET】 Connaught Shaving11.4ポンド
”サムライ・オードトアレ”というコロンがあるが、それに
近い香りがする。トップノートに柑橘系のフレーバー、
ベースにはシダーウッドに近い香りがかすかに香る。
春から夏に向けて使えそうな爽やかな香りがする。
また、センシティブ・スキンと付記されているので、敏感肌にも
対応できるとされている。こちらも上品な香りに好感が持てる。
使用感はサンダルウッドと同様使いやすい。
若い人にもお勧めだが年配でも使える上品な香り。

【CEDARWOOD】 Connaught Shavingで10.4ポンド  
アメリカではTOBSといえばとにかくサンダルウッドが良く
売れているが、今回このシダーウッドを試してみたが、
日本人にはこちらの方が好みなのでは無いかと思った。
シダーウッドとは松科の植物であるが、サンダルウッドより
香りがあっさりしていて且つ爽やかに香る。日本人が好む
”石鹸のような香り”が好きな人にはこちらのほうが
好みに合うかもしれない。清潔感があり、上品だ。
使用感はTOBSのクリームらしく泡立てやすい。

【ROSE】 Connaught Shavingで9ポンド
先入観として、バラの甘い匂いを想像していたが、考えが
甘かった。どちらかと言うとストロベリーのフレーバーを
ブレンドしたような非常に上品な香りだった。若い人ならば
全く男性が使用しても違和感ない香りだ。
50の男(私)でも使える香りにならないかとサンダルウッドを
3分の1ほど混ぜて使ってみたところとても良い香りに
なった。国内で販売されているローズ系とは別物と思った
方が良い。使用感も使いやすく、プライベートな時間を
私服で過ごす時間であれば良い演出となる香りだった。

【GRAPEFRUIT】 Connaught Shavingで9ポンド
文字通りグレープフルーツの皮の部分の香り。
とてもストレートにその香りがするため、夏場かシダーウッド
あたりとブレンドして使うと深い香りが楽しめそうだ。
ART OF SHAVINGのOCEAN KELPのトップノートも同様な
香りがしたため、アロエや植物の香りが出るフレーバーと
ブレンドすると浜辺を思わせる香を出すことも可能かも
しれない。ベースに使用すれば楽しめる香りだった。


アメリカAmazonではサンダルウッドが一番人気だが、
サンダルウッドは香りが濃く、もしかしたら日本人には
好みの分かれるフレーバーかもしれない。
むしろ香りがブレンドされた【Mr.Taylors】や【JERMYN STREET】、
同じ植物系なら【CEDARWOOD】のほうが仄かに香るため
私個人ではこれらのほうが好ましく感じた。
今まで私の中でTOBSと言えば「低価格にも関わらず、使い勝手の良い
シェービングソープだが香りは多少キツい」という感想だったが、
上品な香りもラインナップされていることがわかった。
また、ブレンドされていない物でも組み合わせることで
香りが楽しめることも発見した。
価格も手頃で使いやすいこのブランドにはこれからもお世話になりそうだ。




Gillette Tech English

2018-01-04 20:50:34 | 両刃カミソリホルダー
生産国:英国 材質:アルミ合金



私のコレクションの中で最も安く入手した製品。
国内のヤフオクで入手し、送料込みでも1500円以下だったと記憶している。

Gilletteは世界にその拠点を持つが、これは英国で生産された品。
米国製と違いヘッド裏に製造年の刻印が無いが、このタイプは
1970年代に生産されていた。詳しい年については不明。
材質はアルミ。クロームメッキより若干黄色がかって見える。
ハンドルは細く小ぶりに見えるが、メルクール33Cより若干重量がある。
ヘッド部に旧Gillette社のロゴが入りヘッドは薄い。

このモデルは現在ebayなどで探しても2000円前後で程度の良いものが
発売されており入手は難しくない。
刃当たりもメルクール33Cに近い刃当たりで使いやすいバランスだ。
小振りなハンドルと軽量ヘッドを備え、タッチアップに重宝するし
ハンドルはそれなりに重みがあるので旅行用に小さいホルダーを選びたい場合、
ベストチョイスだ。
私の場合はタッチアップに使用している。逆反りは極力やらないように
しているが、特定の部分に髭がどうしても残る。剃り残した箇所に
極々軽く逆反りの向きで刃を当てる時、このモデルはストロークが
軽量なので力を抜きやすい。

また、外泊用としても重宝だ。
総重量が軽量なので荷物の負担を減らせる。
ディスポーザブルカミソリでは物足りなく感じているのでホルダー、
旅行用の小型ブラシ、詰替え缶に入れたシェービングクリームは
持っていくようにしている。
シンプルだが手抜きのない設計のこのモデルはとても使いやすい。


クラッシックシェービング飲み会

2018-01-04 09:22:35 | ヒゲソリ雑記
当ブログにお越しの皆様、新年明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。

正月に後輩がわが家を訪ねてきた。新年の挨拶とのこと
若いのに律儀だと感心した。
そのまま夜まで飲み交わし、泊まっていくことに。

翌朝、私は酔いを残しつつもシェービングの用意を始める。
楽しみでやっていることなので、二日酔いだろうと髭は剃りたい。
そこへ後輩がやって来る。相変わらず自室シェービングは続けている。
後輩は準備したクラッシックシェービングのアイテムを見て興味津々。
せっかくだからそこで見てるように言い、TOBSのソープを
オメガのブラシで泡だてラザリングを始める。
ソープから香るサンダルウッドの香りに驚いていた。
顔に泡を塗ったところで、ラテン音楽をかけ、後輩にコーヒーを淹れて渡す。
優雅なクラッシックシェービングのちょっとした演出だ。
3パスのシェービングはつつがなく、皮膚も切らずに終わり、
日頃の鍛錬の成果とほくそ笑む。
アフターシェーブのスキンケアを終えると後輩は痛く感心していた。

これを毎日やっているのかと聞いてきたので、こんな楽しい事を
欠かすなんて考えられないと答えておく。実際、仕事でも早起きしてやっている。
オヤジの領域に足を突っ込んでいる人間が、自分より身だしなみを
丁寧にやっているとは思わなかったようだ。

そのまま迎い酒へと突入したが、つまみはクラッシックシェービングのネタ。
彼曰く、両刃カミソリを始めて見たとのこと。
私も祖父が使っていたのは覚えているが、ネットで調べるまで他では見たことがない。
最近のTVは、有益な情報はほとんど流されないので無理もない。

海外のサイトでネット通販されているアイテムを見せながら
クラッシックシェービングの利点を説明した。
カートリッジ式と比較して簡単ではないが、それを補って余りある楽しさや
スキンケアの利点を話すうちに後輩の目も真剣になってきた。
早速買って試してみたいと思っているようだ。

1月3日
後輩からメールが届いた。
あの後、フェザー・ポピュラーを使ってみて感動したので
紹介したMaggard Razorsで注文したそうだ。
ホルダーはEdwin Jaggar DE89 Karnel ブラシはMaggardの24mm合成繊維ブラシ、
クリームはTOBSのローズ。
替刃は私の在庫から1枚ずつ渡すので気に入ったのがあれば譲ると言っておいた。


後輩が買ったMaggard Razors 24mm Synthetic Shaving Brush, Purple Swirl Handle 11.95$

なかなか良い組み合わせだと思う。伝授した甲斐があったようだ。
届いたらまた飲み会をしようと返信した。