ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

「小暮千尋 個展 不思議の国へ」&「パンドラの箱 2024」(みうらじろうギャラリー)

2024年12月09日 20時05分00秒 | 展覧会・美術関連

またまた前回のブログの続きでございます。
同じ日にブログ2つ書くのは初めてやも知れぬ。

Otho Galleryの後は、みうらじろうギャラリーで初日の2つの展示を観ましたのじゃ。
(写真撮影はどちらも許可を得ておりまする)

まずは5階、みうらじろうギャラリー@5「小暮千尋 個展 不思議の国へ」
https://jiromiuragallery.com/@5/index.html

大好きな作家で、色鉛筆画、鉛筆画、アクリル画、全部で18点の出展。
会場はこんな感じじゃよ。

8点を観た順に。

《うさぎの穴に落ちて》2024 水彩紙に水彩、色鉛筆 36.4×25.7㎝
本展のメインビジュアル。
様々なものがみっしり緻密に描き込まれ(全部の本の背表紙も!)、隅々まで楽しい。


 
アリスの鉛筆画シリーズ9点は、いずれも緻密な描写が素晴らしゅうござります。
《党大会レースのご褒美》2024 ケント紙に鉛筆 26.0×21.0㎝


 
《芋虫の忠告》2024 ケント紙に鉛筆 26.0×21.0㎝


 
《おかしなお茶会》2024 ケント紙に鉛筆 26.0×21.0㎝


 
《タルトを盗んだのはだれ?》2024 ケント紙に鉛筆 26.0×21.0㎝


 
《三月うさぎのお茶会》2023 水彩紙に色鉛筆 33.3×45.5㎝
写真がボケボケじゃが、美味しそうなスイーツが色々描かれておる。


 
《蝶とアネモネ》2024 水彩紙にアクリル 6.5×4.5㎝
ミニ額は4点。どれも綺麗で可愛いのぅ。


 
《豚を抱いたアリス》2024 立体キャンバスにアクリル 9.5×9.5×3.5㎝
側面も描かれておるぞよ。


 
素晴らしい作品をじっくり観て、在廊のご本人にお話もお伺いでき、楽しゅうござりました。
会期は12月22日まで。

そして4階へ下り、みうらじろうギャラリー「パンドラの箱 2024」へ。
https://jiromiuragallery.com/exhibition/past/20241207PANDORA2024.html

毎年開催されておるパンドラの箱展、ここ数年は観そびれておったのじゃ。
会場はこんな感じ。

今年は以下の5名で、大好きな作家も参加。
それぞれ1~2点ずつ載せまする。

★北島優子(5点出展)
《opaque》2024 雲肌麻紙に墨・岩絵具・アクリル 45.5×27.3cm M8


 
★佐々木茜(2点出展)
《猫又の怪》2024 ケント紙にミリペン、パステル、色鉛筆 41.0×31.8cm F6


 
★豊永侑希(4点出展)
《パンドラの箱》2024 板に白亜地、油彩 30.0×22.5cm


 
★やちだけい(1点出展)
《虎落笛》2024 絹本に墨、アクリル 27.3×27.3cm S3


 
★横田美晴(8点出展)
出展数が多いゆえ、2点載せまする。
《細雪》2024 ミクストメディア 45.5×53.0cm F10

《蒼い風》2024 ミクストメディア 60.6×41.0cm M12


 
こちらも観応えござりました。
会期は同じく12月22日まで。

★おまけ話
ガトーフェスタハラダのクリスマスシュトレン、食べた事なかったゆえ、お味見に3個入りを買ってみたのじゃ。

ラスクめいたパサパサを想像してたらば、意外にも(失礼)しっとりサックリで美味しく、あっというまに3個食べてしもうた。
10個入りを数箱買っておかねば。

★本の話
夕木春央『方舟』 

ちょっとだけ読むつもりが一気読み。
最後のどんでん返しが~((((;゚Д゚))))
この後の修羅場を想像するだけでも怖すぎる~((((T△T))))


GIFT展(Otho Gallery)

2024年12月09日 07時48分00秒 | 展覧会・美術関連

前回のブログの続きでございます。

順番が逆になってしもうたが、この日はまず、Otho Gallery「GIFT展」初日を観ましたのじゃ。
https://www.othogallery.com/exhibition-%E5%B1%95%E8%A6%A7%E4%BC%9A/
(写真撮影は許可を得ておりまする)

13名+α の作家(DMに載っていない作家も数名)のグループ展。
全作品税別1万円以下で、購入したら即お持ち帰り可じゃからの、たくさん観たくて初日の早い時間に行ったのじゃ。

会場はこんな感じ。既にお客様が数名いらしており、旅立った作品もございます。

まだキャプションが付いておらぬ作品が多く、タイトルが分かった7名の作品を1点くらいずつ載せまする。

★勝田麻子
先日、銀座中央ギャラリーの「ATCサイズ展」でも猫のペン画を出展なさっていたが、本展にも数多くの猫を出展。
猫以外にも、小さな額装の女性のペン画もございました。
《ねこ・小 5》2024 64×89㎜.ペン.水彩紙


 
★こまつたかし
《小瓶にはいった絵》鉛筆・イラストボード・小瓶
額装の鉛筆画もございますが、瓶に入った極小鉛筆画がたいそう可愛かったのでこちらをば。


 
★今野樹里恵
ご本人に久々にお会いでき、お話もお伺いできて嬉しゅうござりました。
小さめ銅版画も色々ございましたが、写真撮影失敗で涙。
《白梟》パネルに綿布、下地、シルバーポイント
今は色が淡いが、銀筆で描かれておるゆえこれから変化していくのじゃ。


 
★今野規子
《星降る夜》銅版画


 
★澤畑直美
《片方の瞳・左目》


 
★上滝玲子
水棲生物作品たくさんございます。
《シマウミスズメ》2024 アクリル絵の具


 
★高田美苗
左から《b-02》《w-04》
クリスマスオーナメント色々。これより大きな作品や小さな作品も、猫の顔もございます。


 
ほんの一部しか載せられんかったが、初日たくさん観られて楽しゅうござりました。
会期は12月22日まで。ご興味ある方はお早めにの。

この後に同じビルのギャラリーで観たグループ展と個展の話は、今夜書けたら書きまする。

★本の話
標野凪『伝言猫がカフェにいます』『伝言猫が雪の山荘にいます』

2冊一気読み。
新米の伝言猫ふー太が、あの世とこの世を行き来して、会いたい人からの言葉を伝えるシリーズ。
『カフェ』は短編集で、『雪の山荘』は1冊で1話じゃよ。
以前読んだ『ネコシェフと海辺のお店』より、こちらのシリーズのほうが好みじゃった。
日下明の装画も可愛い。