一昨日は、伊勢丹新宿店アートギャラリー「若手アーティストのWA 2020 アートのチカラ」を観たのでございます。
https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/shops/art/artgallery/shopnews_list/shopnews060.html
毎年楽しみな八犬堂のグループ展で、今回は50名以上の若手作家が参加。
好きな作家も多く、初日にまいりましたのじゃ。午後からになってしもうたがの。
今回のスペシャル企画は、青春をテーマにした「青春かるた」
“あ”から“ん”まで、45名の作家が読み札を考え、絵札を描いたかるたの原画が展示されておるのじゃ。
かるたも販売されておりまする。
「青春かるた」とそれ以外の作品を、それぞれお気に入りの中から7点だけ、作家名50音順で挙げまする。
写真撮影不可ゆえメモったのじゃが、疲労が溜まっておるのか己の文字がヘロヘロすぎて、判別不能のものもあるからのぅ。
まずは「青春かるた」の原画から。
・飯沼由貴《菜の花や鼠と遊ぶむら雀》F4 油彩
菜の花を咥えた雀も、雀に遊ばれているようなネズミも可愛い。
・佐藤文音《いつかのごめんに、さよなら。》F4 水彩画
風船のような惑星を持った猫と少女、優しい世界じゃ。色彩も綺麗。
・丁子紅子《思い出のあの子のセーラー服》F4 日本画
この作家の美人画でセーラー服姿を観るのは初めてでびっくり。新鮮じゃ。
・長瀬萬純《伴に眺める星月夜》墨・ペン・水彩
この作家の独特な不思議世界、クセになりまする。
・西川果歩《もう一度・・・。君への想いをしたためて。》F4 日本画
矢絣の着物を着て恋文を手にする美しい白狐。素敵な形の窓や黄色い壁も大正浪漫じゃ。
・日向夏《細くなった月映し輝くアスファルト》F4 キアロスクーロ
10月の「KENZAN」で初めて観た作品が衝撃的だった高校生アーティスト。
今回も猫の極細の毛並みと存在感が凄い。もっと作品見たいのぅ。
・柳田真理《分からなくても構わない》F4 日本画
セーラー服の少女の表情と眼差しの魅力に目が釘付け。
続いて「青春かるた」以外の作品。
・木下武《Raptor》M8 麻紙・膠・岩絵具
生き物の迫力と皮膚の質感、凄い。
・島次逸郎《scarlet night》S8 日本画
たぶん初めて観た作家。鮮やかな赤の使い方や、鳥の描き方もカッコいい。
もう1点、パッと見て花かと思うたら鶏だった《rebellion》(SM)も好み。
・下重ななみ《窓辺の君へ》M20 紙本着彩
優しげで品のある女性も、温かみある色彩もとても好き。
金色の金魚と水草の《たゆたう》(M3)も綺麗じゃった。
・高津ゆい《ダイダイ》F4 アクリルガッシュ
カッコいい鳥。オレンジの色彩も綺麗。
・中島綾美《未明閑談》岩絵具・染料
4点どれも素敵じゃったが、特にこの作品の繊細な美しさがお気に入り。
・西川果歩《晴れのこぎつね》F4 日本画
おみくじの箱の上に座る子狐の、子どもらしい顔に浮かぶ真剣な表情と、柔らかそうな毛並みがツボ。
もう1点、蹴鞠をする少年狐の《蹴鞠ぎつね》も好みじゃった。
・花菱慧《わたぼうし》S0 日本画
この作家の美人画も美しいが、花鳥画も好きなのじゃ。
まるっと可愛い2羽のシジュウカラも、青をバックに浮かび上がる白い花も美しい。
ほんの一部しか挙げませんでしたが、他にも素敵な作品色々あったぞよ。
在廊なさっていた数名の作家さんに、お話をお伺いできたのも楽しゅうござりました。
会期は1月7日までで、絵馬の展示は1月2日から。
絵馬も観たいゆえ、再訪したらまた追記いたします。
そういえば、八犬堂主催の展覧会で、以前は毎年干支をテーマにしたグループ展を開催しておったが、もうなさらないのかのぅ。
特に2017年の「酉とりどり展」は、大好きな鳥がテーマでツボだったのじゃ。
干支展も再開して欲しいものよのぅ。
★おまけ話
伊勢丹に来たからにはスイーツを買わねば!と勇んで地下へ行くも、あまりの混雑に恐れをなして退散。
近所でケーキを買って、夜9時からロシアフィギュアスケート選手権・女子FSをライストで観たのでございます。
前日に観たSPで、ロシア女子のレベルの高さと、エテリ組の強さをあらためて感じ、FSが楽しみだったのじゃ。
メドベージェワが、靴の破損でFSを棄権したのは本当に気の毒でありました。
そして表彰台は、わたくしが予想した通りだったぞよ。
世界選手権、凄い事になりそうじゃ。
★おまけ画像:其の壱
とらやで干支ふろしきを買ったぞよ。ネズミのデザイン可愛いのぅ。
毎年販売されておるのじゃが、買おうと思うと売り切れておったりして、今回初めて買った次第。
干支全部揃えようかの。12年かかってしまうがのw
お値段も可愛いゆえ(税込1210円)、ちょっとしたプレゼントや、干支パッケージ小形羊羹の詰め合わせを包んでお年賀にしてもよいのぅ。
干支の小形羊羹の「夜の梅」は、このふろしきのネズミと同じじゃ。
お味は、「夜の梅」より、黒糖入りの「おもかげ」のほうが好きじゃがの。
★おまけ画像・其の弐
近頃、ナンはチーズナンばかり食べておりまする。
カロリーは高そうじゃが、気にせぬのじゃ。エヘ