魚群を飛行機で見つけて漁船団を誘導する飛行士の月岡正一は、同僚の小林弘治の機が岩戸島に不時着という連絡を受け、救出へ向かった。月岡は小林を見つけ、2人は島の奥で戦う2匹の巨獣を目撃する。1匹はゴジラだった。2匹は激しい戦いの中、組み合ったまま、海中へと落下して姿を消した。2人の報告で緊急会議が開かれた。動物学者の田所博士は2人の目撃した形から1匹をアンギラスと推定する。古生物学の山根恭平博士はゴジラを倒す方法はもうないと語るのだった。2匹は関西地方へ迫っており、捜索を開始した防衛隊は住民に警告を発した。大阪のダンス・ホールで月岡が恋人の秀美と踊っている時、ゴジラが大阪湾へ接近中という警報が出た。灯火管制をしいて照明弾を落とし、ゴジラの光を追う習性を利用して、外洋へと誘う。ところが、非難中の囚人が脱走しようとして、大火災を発生させてしまう。ゴジラばかりか、アンギラスまでもが火炎に引かれて大阪へ上陸してしまった。大阪の街をゴジラとアンギラスの激闘が破壊していく。工場街、中ノ島、大阪城――アンギラスのノドをゴジラがかみ切り、放射能火炎でアンギラスは燃えあがる。洋上へと逃げたゴジラは、氷河に包まれた北の孤島・袖子島で月岡と小林機に発見された。逃がすまいとした小林機は氷山に激突、その犠牲から氷埋め作戦が立案され、航空隊の攻撃でゴジラは氷塊に埋まっていった!
• 2011/5/10(火) 午後 9:23