
この包装紙見た事ありませんか。1960年代の西武デパートの包み紙です。娘はイギリスでミッド・センチュリーの骨董に興味を持ち、帰国後学習に余念がありません。西武デパートの包装紙が1900年半ば頃、名を馳せたスウェーデンのデザイナー、スティグ・リンドベリのものである事を知って私の家で見たことがあると言って来ました。納戸を探したら洋裁の型紙の中から見つけた。よく見るとデパートで売られている色々なアイテムを図案化したもので自由な発想で楽しい遊び心、北欧らしい雰囲気に溢れています。当時は全く知らなかったし図柄を気にしてみる事もなかった。リンドベリは1982年66歳で亡くなっているがテーブル・ウエアや手書きのセラミックなど温かみのある可愛い作品を残しています。西武が如何にして北欧のデザイナーに眼をつけたか…。社史を紐解けば明らかでしょう。折りしも有楽町の西武デパートが閉店と聞いたが、包装紙にも拘りを持っていた会社が勢いが無くなって行くなんて寂しい…。
リンドベリさんもこんな形で自分の作品が残っていると知ったら驚くよね。
それにしても、「もしかして残ってる?」と聞いただけで、ママが探してくれてしっかり残ってるんだから、凄いよね!!
歴史ある西武、がんばれー!