お好み夜話-Ver2

痛し痒し で鬼は外

  
モグランポが「ぐるなび」やマスコミなどに露出することについて、少し寂しく思われる方がいらっしゃるようです。
先日、時々来てくださる若いご夫婦にふっと言われました。

曰く、ご自分方が「隠れ家」のように思っている店が、知られてしまう。
その時だけの人たちに、荒らされてしまい、自分たちの居場所がなくなってしまう。

というような危惧をされていらっしゃるようなのです。

お気持ちはわかるのですが、13年この場所で営業してきて身に沁みて思うのは、まだまだモグランポの存在が知られていないということで、テレビに出ようが、ネットで取り上げられようが、一過性の人出はあっても継続していないのが現状です。

もしモグランポが見渡しのいい路面店だったら、あまり悩むこともないように思いますし、北千住という「もんじゃ」中心の町で「店焼き」(お客様が焼かないスタイルの店)を貫くには、もっともっと多くの方に理解して頂く必要があるのです。

今までの経験上申し上げますと、だいたいお客様は1ヵ月、3ヵ月、半年、1年、3年のサイクルで来店、ないしは去店されているようで、その中で継続して来ていただき、なおかつ親しくお話させてもらったり、当ブログでニックネーム付でネタとして登場するような方はごく少数です。
趣味とか、余裕をもって商売しているのならば、そういう「濃い」人たちばかりの「隠れ家」でもいいでしょう。

でも、現実はそれほど甘くはありません。
「ぐるなび」やマスコミのような手段は「痛し痒し」ではありますが、昨年遅れに遅れて新装開店したのに、自らの不調や身内の不幸で長く休んでしまったので、あることないこと噂され、忘れ去られそうになっていたのを挽回するためには、いままでやっていなかったことをするのもいいと考えたのです。
近い内に作る、モグランポの公式ホームページへの伏線的な意味合いも、これにはあります。

しかしどんな手立てをしても、町に人がいない日はもろに影響を受けてしまいます。
それはどちらのお店でも当てはまることのようで、なぜかお客様は一斉に動き、一斉に去るのです。
このメカニズムを解明した人は、きっと大儲けできるのかもしれません。

忙しいときにしかいらっしゃらないお客様は、

「おたくはいつも忙しいねぇ」

とおっしゃり、当店が繁盛店のように思われ、逆にヒマなときにしかいらっしゃらない方は、

「ひっそりしてるねぇ」

と余計な心配をしてくれたりします。
忙しいときもあれば、ヒマなときもあって、それでなんとかやっている塩梅なのですが・・・

でもまあ、ちょっと極端なことが多いのをなんとかしたいのと、人手が多いのを読めれば、もっといろいろな試みができるのにと、切実に考える今日この頃。

さて、今夜はといいますと、これがまあ、絶好の読書日和でパソコン日和。
「鬼は外」の豆も買ってきて、親しい人が来たら「福は内」でもしようと思っていたのに、そういえば毎年無駄になってしまうのを、片付けをしはじめて思い出しました。

しょうがないから自分の口の中へ

「オニは~ そと 福は~ ウチ cup2

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