「ルピタ・ニョンゴ」という女優を近ごろ気に入っている。
1983年生まれで現在41歳のメキシコ生まれのケニア育ちで、「スターウォーズ」のエピソード7では「マズ・カナタ」を演じ、
「ブラックパンサー」では「ティ・チャラ 王=ブラックパンサー」の幼馴染で恋人を演じ、ホラー映画「アス」では恐怖の表情が素晴らしく、「リトル・モンスター」ではゾンビに立ち向かう気丈な幼稚園の先生を演じてすっかり好きになってしまった。
その「ルピタ・ニョンゴ」と賢いニャンコの熱演が観られるのが「クワイエット・プレイス:DAY 1」。
2018年公開の前々作「クワイエット・プレイス」は、音に反応して人を襲う怪物・エイリアン??によって人類が滅亡の危機に瀕している世界で、声を音を立てずに生きのびている一家族が描かれ、アイデア満載でなかなか面白かった。
生きのびるために声も音も出せないという「かせ」をかして、さながら無声映画のような緊張感の中で濃密なサバイバルが展開するのだが、この手の映画は出てくるクリーチャーが秀抜でないと成り立たない。
「エイリアン」や「プレデター」のようなエポックメーキングなクリーチャーには及ばなくとも、「ヴィン・ディーゼル」の出世作「ピッチブラック」に登場した暗闇に襲いかかるエイリアンよりはだいぶ汎用性のある怪物に仕上がっていてまあまあわるくなかった。
父親を演じた「ジョン・クラシンスキー」が監督・脚本・製作総指揮・出演の1人4役を務め、実の妻「エミリー・ブラント」が主演を務めるという夫婦共演も功を奏したのか、2021年に続編「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」が公開された。
その劇中冒頭で「DAY 1」というタイトルが出て、怪物は空からやってきたことが明らかになるのだが、依然として音に反応するということと泳げないということが明らかになったほかは何もわからず、物語は「希望」に繋がるようなエンディングを迎えるのもののいささか欲求不満が残った。
怪物はなんのために、目的は、何者かにコントロールされているのか❓などなど謎は持ち越し状態だった。
で、待ちに待った感のある「クワイエット・プレイス:DAY 1」の公開です。
しかし前日譚を描くスピンオフ作品だとも云うので、果たして謎が語られるのか興味津々。
それに舞台が音のるつぼニューヨークだというから大パニックになるのは必至、怪物の群れに襲われた大都市が沈黙に支配されるというのはこれまたなかなか秀抜な設定。
そして主演が「ルピタ・ニョンゴ」、全2作とどう繋がっているのか❓生き延びた家族は出てくるのか❓
最近はなんとかネタバレする手前で堪えられるようになったので、肝心なことはな〜んも言いますまい。
ただ「Feeling Good」と。
またネコ好きは観ても損はないと。
映画『クワイエット・プレイス:DAY 1』〈特別映像〉猫ちゃんの活躍篇
あんな良いネコなら飼ってみたくも思う、と。
劇場へ急げ‼️