お好み夜話-Ver2

にゅーぼとる

漫画「美味しんぼ」に登場したり、先日の「所さん」のダーツの旅にも出てきた軸屋酒造「軸屋麻衣子」四代目杜氏が初めて醸した「凛」が、装いも新たにして4月から発売された。

それが「麗 Black」。
夏焼酎の「颯」もあることだし、「紫尾の露」は美味いのはわかっているし、ということでジャケ買い。

昨夜「桜明日香」がなくなったので、今夜からお目見え。

たぶんねぇ、このラベルを見たら「それっ👆」という方はわかる。


最近ちょっと反省していることは、本格焼酎の飲み方を限定しちゃってるってこと。

度数の低いのはダメだとか、ロック・水割り・お湯割り以外の飲み方はダメだとか、おっさんの好みを押し付けてはいけないと思っている。

昔ながらの芋くさい、地元のおじいさんしか飲まないような焼酎が大好きだが、そういうものは今はごくごく少なくなって、若い作り手が若い飲み手にこう飲んで欲しいという設計をして造られた新しい焼酎が続々と出てきている。

ワインと日本酒に押されて影が薄くなっている本格焼酎に再び活気を取り戻そうと、斬新なアプローチで造られた焼酎と飲み方の提案をたびたび見かけるのだ。

仙台で呑んだくれているであろう「バーバーくん」が、安い芋焼酎を炭酸で割って飲んでいると聞き、ダメだなと言っちゃったが、じつはしばらく前から炭酸割りに合う焼酎はなにかとこっそり試している。

純米焼酎の「天草」や黒糖焼酎の「里の曙」のようにすっきりしたものはまちがいなく炭酸割りに合うし、クラッシュアイスに柑橘系を添えても美味い。

ハイボールブームのさなか、地元ハイボールなんて銘打ってやろうかなんて考えてもいたが、諸処の事情で形になっていない。

芋焼酎=臭い、泡盛=キツイ、なんてイメージで甘い割りものに走る人たちをなんとか振り向かせられないものかと考える。

甘いもの好きなお子ちゃまな「投げちゃん」は、臭いで「これはオジサン、こっちは裏がありそうなオジサン」などと、香りのある本格焼酎を「オジサン」と評する。

だから「素敵なオジサン」を作ってやろうと思考錯誤しているところへ、毒舌「マミちゃん」がやってきたので、これ幸いとかあちゃんもチョロっと飲めるくらいの芋カクテル❓をふるまってやった。

カットしたライムにガムシロップを加えてバースプーンで軽くつぶし、夏焼酎の「颯」注いでステアしたもの。
(ほんとはクラッシュアイスにしたかったのだがバタバタしていたので省略)

ほのかに芋の甘い香りとライムの爽やかさが相まって、「ゴクゴクいけちゃう」とは「マミ」嬢の弁。

これを邪道というなかれ、ようは導入のきっかけになればいいのだ。

いい歳したおっさんが生ビールとは何かも知らないのだから、若い人たちがそれまで未知の本格焼酎を知るためには多少のアレンジも必要だと思う。

ま、かといってつねにライムを常備しているわけでもなし、いろんなバリエーションを作るとこちらの手が回らなくなっちまうのは経験済み。

近々にメニューブックの大幅改訂をおこなう予定なので、その時にどうするか、だな。

こうなるとお好み屋のオヤジじゃなくって、呑み屋のオヤジみたいだ。

だから、「お好呑み屋」にしちゃおうかとも考えているのだ。


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