お好み夜話-Ver2

ナポリタン星人

JR御徒町駅のアメ横側の改札を出て右手、吉池と反対側の通りを見ると、すばらしいインパクトの看板がある。
「スパゲッティーのパンチョ」という店名ながら、メニューはナポリタンとミートソースのみという潔さ。

「改めてナポリタンはうまいと言わせたい」「懐かし味」のキャッチコピーに、イタリアの種馬の血が騒ぐ

えっ、ナポリタンは純国産だって

ふん、そないなことわかってまんがな。

ニッポンのマンマミーアと給食の味でっせ、とにかくナポリタン好きならチェックせずにはおられまいて。


地下へちょろっと下りると正面に券売機がある。



「初めての方へ 当店のスパゲティーは 並盛りでも量が多いので 大盛はお控え下さい

と、ことわり書きがあるが、フムフム、大盛りで600gもあるのにお値段は普通盛りと変わらずか・・・

恐れを知らない小僧とオヤジは、そろって大盛りに決定。

小僧は無謀にも、ハンバーグと厚切りベーコンと目玉焼きととろけるチーズの全部のせナポリタン。

オヤジは目玉焼きのせナポリタン。

いざ店内へ。

懐かしの映画のポスターが壁一面に張ってあり、80年代歌謡曲が流れる店内は、いびつな馬蹄形のカウンターのみ。

エアコンはあるがほとんど効いていず、扇風機がガンガン回っていて暑い。

ほぽ満席のお客さんは、ステンレスの皿に盛られた大盛り600gの太麺ナポリタンが運ばれてくると、目線がそれを追い、いささか絶句している模様。

まさに皿からはみ出さんばかりのスパゲッティーの山を目の前にすると、思わず“う~ん”と唸ってしまう。

まして小僧の全部のせなんて、どうやって食べりゃいいんじゃぁ~~~というぐらいの、名古屋人がミャーミャー言っちゃうくらいのお下品さ。

その圧倒的な量のナポリタンに立ち向かうことで精一杯で、写メを撮る余裕もなかった。

まあしかし正直なところ、パスタ大魔王を自称するオヤジは、この程度でギブアップするほど柔じゃない。

タバスコと粉チーズをたっぷし振りかけ、太い麺の山を崩しながら黙々と食べる。

斜め切りのウインナーと玉ねぎとピーマン、余計な小細工をしない正統派のナポリタンであるが、うどんのように太い麺は好みが別れるところか。

それと、もう少し優しく玉ねぎを切って、もう少々炒めてもらえるともっとおいしいのにと思ったのだ。

小僧必死で、汗みどろ、でも完食。

隣のお父さんも汗みどろ、そのまた隣のお兄さんは食べきれず残して席を立った。


このような専門店ができていたなんて、知らなかった。

しかも、大盛りのさらに上の

兄貴 900g 1050円

番長 1200g 1350円

星人 1500g 1650円

なんてびっくりメニューもあるので、ここはひとつ0105「ホリちゃん」に、先日の一升炒飯の雪辱を晴らしてもらうべく、星人に挑戦して頂きたい。

そのチャレンジの時には、オヤジも番長になってやることを宣言しませう。

0105「ホリちゃん」、
ナポリタン星人に変身せよ !!

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