お好み夜話-Ver2

ベッドで失心😵‍💫

入院26日目の朝、検査着に着替えストレッチャーでx線・CT・MRIの透視室へ運ばれた。

EUSと聞かされていたが鎮静剤もなく、x線か備え付けられた検査台に仰向けになった。

聞けば、鼻チューブの位置を調整して膵臓の真ん中に居座るでかい嚢胞からもっと廃液が流れるようにするとのことで、15分程度で終わるそうな。

チッ、たっぷり鎮静剤を投与されて爆睡できると思ったのに😑


思えば入院以来7、8時間寝たのはEUSとERCP後だけで、つねに毎晩3時、4時に起きてしまい、2、3時間しか眠れていなかった。

眠剤を処方してもらっても効かず、アイマスクをして目を閉じていても、次から次へと過去のこと、これからのこと、取り止めのないことが浮かんで眠りを妨げる。

おさまることのない痛みは波のように高く低く、決まって明け方がピークになる。

痛み止めのカロナールを朝・昼・晩の6時間おきにに加え、深夜用にもう一錠出してもらい、耐えられない悶絶の時には筋肉注射か座薬。

それでなんとかやり過ごしているが、鼻チューブから出てくる廃液はほんのわずかで、腹の腫れは気持ち小さくなっただけだった。


検査室にはマリコ先生ひとり、x線とモニターに繋がった操作卓のジョイスティックを操り、オヤジの膵臓ちゃんの嚢胞に差し込まれたチューブを投影する。

女医がジョイスティックか、なんてことを思いながら見ていると、鼻がムズムズ腹の中がウズウズ、少しづつチューブが引き出され、また戻される。

オエッ、気持ち悪ィ🤮

「ハイ、終わりました」

と言われた時は、腹がズキズキと痛んだ。

膵臓の先端あたりの散らばった膿はほとんど消え、あとはこの真ん中のヤツだけだとのことだが、さていつまでかかるやら・・・。


ストレッチャーで運ばれているときもベッドに戻ってからも腹は痛く、点滴で痛み止めを入れてもらう。

1時ごろ、少し落ち着いたら昼メシが運ばれてきたが、まったく食欲はない。

相変わらずの重湯とスープ、ペプチーノにゼリー、そして牛乳が付いていたのでなんとか牛乳は飲み、重湯とスープをほんの少し食べたというか飲んだところで目眩がしてきた。

ちょうどそこへナースが血圧を計りにきたところで、目の前が真っ暗、後ろにひっくり返った。

一瞬、失心‼️

ベッドの足が高く上げられ、血圧計のカフが巻かれる。

血圧65⤵️

体温35.5

血糖値265 過去最高値‼️‼️

即点滴追加、寒くて震えるので湯たんぽをあて、どれくらい経ったろう、いくらか眠れて起きるとおさまった。

血圧も110に戻り、体温も平熱になった。

オイオイ、油断も隙もないぜ😑


マリコ先生が言うには、ナトリウムが低く脱水しているところへ、痛み止めの点滴が入ったせいかもしれないとのこと。

マレに点滴で血圧が急低下する人がいるんだそうな。

マレなジジイ、原因不明のオヤジ😵‍💫


入院して貧血で倒れたのは二度目だ。

良くなるどころか悪くなっているような、病院で体調が悪くなるって、よほど病院嫌いなのだろう。

数値が良ければ今週中に鼻チューブは外れると言うが、これが入っているせいでしょっちゅうカラ咳が出て、それも眠れない原因のひとつになっている。


いったいいつになったら家に戻れるのだろう?


いつになったら店を再開できるのだろう?


いつまで体が、心が耐えられるのだろう?

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