昭和41年からはじまったウルトラQの第13話「ガラダマ」のワンシーン。
弓ケ谷のダムに落下した巨大隕石の熱でダムの水は蒸発し、地面にめり込んだガラダマ(隕石)の中から体長40メートルの怪物「ガラモン」が現れ
不気味な金属音を発しながらダムを破壊するのであった・・・。
30数年越しで作りたかったガラモンのダム破壊のジオラマに取り掛かったのは8月の終わり頃、ちょっとずつ暇をみて部品を組み立て資料となる画像を収集し、ガラモンに襲われる夢までみて、コンコン咳き込みながら作業を進めた。
主役のガラモンは先日作った海洋堂のモデルでは大きすぎ、かといってプラモのやつでは小さすぎ、そのへんに放ったらかしてあった8角形ベースに、グリーンから色を塗り替えなおしたX-PLUSのガラモンを合わせてみたらちょうど良く、このフィギュアを使うことにした。
まずはウレタンフォームをカットしてダムの形に貼り付け、真ん中を崩してガラモンを置いてみたが、後ろのボークスのジオラマと比べてもサイズ的にはいい感じ。
しかし劇中の弓ケ谷ダムは群馬県みなかみ町の「須田貝ダム」(旧・楢俣ダム)がモデルで、全高72メートルの重力式コンクリートダム。
ということは体長40メートルのガラモンがやけにデカくなっちゃうんだけど、実際の映像を見てもやっぱりかなりデカイ。
だからまあ設定はともかく、大きいことはいいことだっ、てことで👌
だけどダムをそのまま弓ケ谷ダムや「須田貝ダム」にそっくりにすることはせず、いろいろ重力式コンクリートダムの資料や画像を見てオリジナルというか都合のいい形にダムを作ることにした。
ベースを塗って、ダムにパテなどして、
下地を塗って両サイドの山を合わせてみて、
水が蒸発したダムの湖底に泥と流木を置いてみて、
小物を塗装して山に緑をくっ付け、破壊されたダムの瓦礫を散らしてみたら、
まあまあみられるようになってきたので、ガラモンにトップコートのつや消しを吹き、
裏側も汚したり岩を置いたりして、ガラモンを固定。
細かいところを修正して、ベースも仕上げ塗りして、背景の画像を選んで完成。
どうだろう、いい感じでしょ。
背景の画像もマッチして、
壊しちゃったけど、何か?
そんな感じのガラモンが佇む。
これ、わりと好き。
側面と
バック。
これがベストショットかな。
三十数年越しに、ちょっと満たされた😌