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お好み夜話-Ver2

街角図鑑

汐入公園の寒桜が満開だ。

それと入れ替わるように、千草園の梅はハラハラと花びらが落ちていた。



東京マラソンの翌日汐入公園を5.6㎞ほど歩いて桜を愛でた。


ソメイヨシノじゃなくたって充分花見が楽しめる。

だけど敷物を広げてお弁当を食べているような人はまだいない。

春の訪れを告げるように、鳥たちは花から花へ飛びまわっている。

昼間はそうして体を動かして、夕方5時ごろ4ヶ月ぶりに北千住駅西口へ出た。

もう何年も会って酒を酌み交わしていなかった高校時代の悪友が、死んでないなら出て来いと誘ってくれたのだ。

夜の飲み屋へ行くのは昨年11月に「ちち」と行って以来。

悪友3人はいい歳して全員タバコ吸いなので、彼らの店選びはタバコが吸えるところに限られてしまうのだが。

連れて行かれた店は駅前だというりのに閑散としていて、月曜日のせいばかりじゃなくまだコロナが引きずっているのかと思わざるを得ない。

半個室のテーブルへ案内されて、有無を言わせずまずビール( ^ ^ )/□

まあジジィ4人が集まれば、まずは体の衰えやら医者通いの話題になり、Z世代が聞いたら???な昭和ワードを連発して笑い合い酒を呑む。

ひと頃の口がワナワナしてしまうポンコツぶりもなく、悪友相手に打てば響くような会話ができた。

昔からの友はしばらく会わなくてもすぐに打ち解けてバカッ話しができるのが嬉しい、人との会話に自信が取り戻せたと彼らに感謝だ。

 

飲むほどに会話が弾んだところで食べ物のラストオーダーだと店員が告げ、時計をみるとまだ9時半。

10時に店は終わりということで一同顔を見合わせてしまったが、会計して外へ出れば駅前も閑散としていて賑わいがない。

コロナ禍はいまだ飲食店に影響を及ぼしているのだということを肌で感じてしまった。

別れ間際に、せめて春・夏・秋・冬だけでも安否確認で会おうと約して悪友たちと別れた。

せっかくの夜の町なのでちょっと回り道してみたが、どこのお店もあんまり賑わっているようには見えず、酔客の声も聞こえてこなかった。


千住警察の前の歩道の桜はこの時期いい感じで、数年前も飲んだ帰りに写真を撮ったものだ。
 
何があろうと花は咲く、植物の生命力は素晴らしい。
 
 
水曜日、小僧のCTがあり、検査の結果癌の再発はみられず一安心。
 
親子ともども今のところは異常なし、引き続き要経過観察。
 
 
木曜日、先日のホテレス同様毎年出かけていた「FOODEX JAPAN」 に行ってきた。
 
これまで会場は幕張メッセだったが、去年、一昨年とこちらの事情で行かなかったら会場が東京ビッグサイトへ移っていた。

招待券だけは毎年送られてきたから、ホテレス同様事前に入場登録してスムーズに会場入りしたが、

海外のブースが半数以上で、外国人もとても多い。
 
こちらはコロナが明けて待ってましたとばかりにインバウンドねらいか、それでもほとんどの人がマスク着用。
 
こちとら小さな商いの身だから海外ブースにはあまり用がないけれどせっかくだから見て回ったが、ブースの造りはコロナ前と変わらずデパートの化粧品売り場みたいで取っ付きにくく、

お高そうなワインやらチーズがわんさと陳列されていた。
 
 
今年もハラールやビーガン対応の食品や大豆などで作った非肉製品が多く展示・試食されていた。
 
まあ人それぞれだからいいけれど、31日間も絶食しなけりゃならなかったポンコツとしては、やっぱりホンモノの食べ物にはかなわないと思ってしまうのだがなぁ・・・。
 
 
 
いつも楽しみにしていた日本各地のブースは少なく、規模も小さく、外国ブースに混じっていたりして見にくかったが、試食・試飲・サンプル品は復活してなかなか盛況だった。
 
そしてお約束の本格焼酎&泡盛のコーナーへ。

こちらも残念ながら規模が縮小して、利き酒クイズもやっていなかったが(2015年3月4日 今年もFOODEX 参照)、2年ちょっとブランクのあったポンコツ焼酎ソムリエは見たことも飲んだこともない焼酎を求めて芋・麦・米・黒糖・泡盛その他のコーナーを渡り歩き、試飲をしてまわり話しを伺った。
 
最近は樽熟成された焼酎がずいぶん多くなってきたけれど、例えばシェリー樽で寝かせると樽の中の糖質成分が付加されるとも聞くし、本格焼酎の“売り”である糖質0・プリン体0・低カロリーをうたうならそれはちょっとどうよという声もあるという。
 
さらに若い人やブームにのってハイボールなどの割りものにするのも本格焼酎の持ち味を損なっているようにも思うのだが、まあこれも人の好きずきだし、しょせん昭和の酔っ払いの古い発想なのかもなぁ。
 
しかし数年のブランクがあったにせよ、昔ながらの銘柄が変わるはずもなく、展示されていたほとんどの銘柄を飲んだことがあるとわかり、係りのお姉さんから拍子抜けした顔をされてしまった。
 
10時ごろ会場入りして4時間ちょっと、資料やサンプル品で重くなったリュックを担ぎなおして会場を後にした。
 

金曜日、天気も良いから歩いて浅草まで行った。
 
途中のバス停などに⬇︎の看板がいくつもあって、パサ髪はわかるとしても「アホ毛」ってのはなんだ❓

シャンプーの広告だと思うが「アホ毛」などというネガティブワードを使うってことは、よほど世間には「アホ毛」の女性が多いのか❓❓
 
考えてみてもわからないから、こういうジジィの疑問に答えてくれるムスメ「投げちゃん」にメールしたら、
 
「アホ毛って、生まれたての毛ってぴょんぴょん立っちゃうでしょ。それがアホっぽいからアホ毛」
 
と帰ってきたが、
 
「めったに毛が生まれなかったらあんまり見たことないかな😏」
 
なんて余計なひと言も加えられていた。
 
まあしばらくムスメにも会っていないが、このもの言いは元気だということだな。
 
そしてワシはアホではないってことですな😁
 
 
浅草まで歩いてひと汗かいて、銀座線に乗って末広町下車、TOHOシネマズ上野で上映中の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を観た。
 
映画館に入るのは昨年の「シン・ウルトラマン」以来約10ヶ月ぶり、相変わらずマスク着用。
 
「ミシェル・ヨー」いいよなぁ、「ポリス・ストーリー3」くらいからずっとみていて最近「ガンパウダー・ミルクシェイクをみたばかり、カッコいいよなぁ、還暦であんなに動けるんだもんなぁ。
 
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は「ミッシェル」の人生が詰まってるような映画でゲスでおバカなシーンもあるけれど、こういう映画を作れるアメリカという国はやはりすごいと思うことしきり。
 
ネタバレは言わないし、アカデミー賞がどうなるか知らないが、日本ではウケなそうだよなぁ・・・。
 
 
 
最近街歩きをしていて上記の「アホ毛」のような広告や、普段何気なく見ているけど名前も用途も知らない設備や工事現場の道具、電線や鉄塔などなど、身近にありながらまったく理解していないものが多々あると感じていた。
 
そんな街にある様々なものがどのようにデザインされているのか、どう使い誰が維持管理しているのか、そういう生活に密着した家や街のいろいろなものを解説してくれる図鑑をみつけた。
 
それが「街角図鑑 街と境界編」(三土たつお編著 実業乃日本社)👇

いゃぁオモロイ。

興味のあるところから読んで、街に出てでナルホド、ナルホドとひとりうなづいたりして。

知らないことがいっぱいあるから人生オモロイわけで、何もかも知っていたら神様になっちまうわけで、神様はつまんねぇよなぁ。


えっ、なに⁉️
 
神様じゃなくて、もうすぐ仏様でしょって、うるへぇ〜〜〜!!!
 

 


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