少ないといってもたむろしているグループはいるし、キャバクラの呼び込みの誘いにニヤニヤついていくヤツもいた。
店を閉めて、もう何度目かになる営業時間の変更を張り替え、Uber Eatsの配達時間をなおして帰った。
帰り道で早くもため息がでて、風呂上がりに「フィンランディア」をロックで飲み干してまたため息がでた。
拓郎の歌を思わず口ずさむ。
「100億の卵を生んでも 10億の仲間に食べられて ときどき海を夢見る
それが運命と人はいう それが文明と人はいう
マンボウ マンボウ なるほど僕は 進歩には縁がないが
マンボウ マンボウ そういう君は やすらぎに縁がないね」
「マンボウ」 (作詞:岡本おさみ 作曲:吉田拓郎)
「まん防」初日の夜、夜の町はがら~ん、モグランポは閑古鳥が鳴く。
閑古鳥は鳴きっぱなしなのにUber Eatsはちっとも鳴らず、閉店15分前にようやく一件、ゼロではないっていうだけの夜。
「まん防」二日目の夜、町はザワザワ、夜の駅前はオイオイオイっていうぐらいの人で、開けっ広げで大口開けて笑っている酔っ払いたち、響き渡る嬌声をあげる若い子、「マンボウ マンボウ それが運命と人はいう それが文明と人はいう・・・」。
店はその夜も閑古鳥が鳴きまくり、オヤジはため息が出っぱなし。
世間じゃ「まん防」は効いていないようだが、モグランポにはモロに効いているようだ。
緊急事態宣言が解除になり、店内で飲食してくださる方がチラホラといらっしゃり、新メニューのオーダーもチラホラ、少しづつ少しづつ回復していけばと思っていたが・・・。
去年の今頃もそうだった。
パッタリと客足が途絶え、暇を持て余し、ため息がとめどなくでていた。
ニュースを見ても聴いても腹立たしく、本当に無能無策の国に住んでいるんだということを思い知り、また酒をかっくらって「酔い書」したくなっちまう。
新しいメニューができたばかりだというのに、プロのデザイナーなどが書いたメニューブックの作り方の本を読んで、嗚呼また間違いをしていたと反省し、こんな状態ではあるがまた一からメニューの見直しをすることにした。
油断するとため息がでてしまうが、毎日メニューブック作りに没頭し、散歩にもいかず、ストレス解消は何か料理を作ることだけ。
古い映画を観まくり、小説を読みまくり、遅寝・早起き。
それにしても夜の時間が長い、なのに店にいる時間が短い。
木曜日の夜もとっとと閉めて看板を片付けていたら、酔っ払ったカップルが店の前まできて、
「アレッ、もうおしまいっすか~」
と、看板のコードを丸めているオヤジに言った。
「そうみたいだね」
というと、また
「ですよねー」
ときた( ;´Д`)
「まん防」ってなんだろうね❓
ま、つべこべ言わずにゼニ振り込めやー!!!「小池百合子」もうあとはないぜ👊
コメント一覧
2021年の挑戦❗
最新の画像もっと見る
最近の「mog夜話」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事