お好み夜話-Ver2

三日目のお食事

過度の飲酒(1日に日本酒4合、ビール中瓶4本が目安)を続けた男性の7割はアルコール性の慢性膵炎らしく、そのほか、胆石、脂質異常症、膵管の形態異常、副甲状腺の異常、自律神経の不調を招くストレスも、膵炎と深く関係するそうな。

過度の飲酒ねぇ🤔 まあかつて蟒蛇の連中がウヨウヨいた頃は記憶をなくしてなんぼみたいに飲んでいたが・・・、14年くらい前、走り始めてからはそれ程じゃあなく、たまに、時々のような・・・、しかしここ3年余りはいろいろ不調のおかげでグッと飲酒量は減ったわけで、でも飲めと言われりゃぁ飲めないわけでもなく、それにもっとず〜と若い頃からの積み重ねと言われれば然もありなんなわけで・・・。

「自得自得」
この言葉を何度噛みしめればいい三蔵法師😮‍💨

ただ、担当医が薬の影響もあるかもと免疫抑制剤のグラセプターをまた1錠減らしてくれたのだが・・・。


入院三日目、体内の細菌検査ということで、しっかり減菌して血液と尿の採取をして、午後から腹部エコーを。

エコー検査室で、ぬるぬるしたクリームを塗ったスティックをグリグリ腹に押しつけられても、腹はグーッと鳴くだけでもう痛くはなかった。

肩も背中も腰もウソのように痛みは消えているが、この痛みのない状態でいろいろ検査しても分からないことが多いんだと担当医が言う。

しかしエコー検査の結果、膵臓のまわりには水が溜まっていたそうな。

体内の神秘、キミの膵臓を食べたい? オヤジのくされ膵臓なんぞゾンビだって食わないかも😵‍💫



「酢酸リンゲル液」という栄養剤の点滴をつねにしているからか、三日間絶食しても腹はグーッと鳴くけれど空腹感はなく、これまでのようには体重は減らない。

喉もあまり渇かず、朝昼晩と服薬するために少し水を飲むだけだ。

それでも定期的に出すシッコの量を記録し、一日の終わりにナースがチェックして、

「良いですね」

とお誉めに与る。

オシッコはいっぱい出たほうがいいとどこの病院でも言われるが、いっぱい出て誉められるのは幼児とジジイだけだ。

昨年移植の後のICUで

「もうオチンチンからオシッコ出ませんからね」

と耳の遠い80オーバーのお爺ちゃんが医者からそう言われていた切ない光景が思い出される😕


夕方、ナースが持ってきた栄養剤。

これを飲んでまた腹が痛くならなければ、明日から重湯→お粥→通常食になるという。


容器は生温かく、キャップを外してにおいを嗅ぐと青くさく変な匂い。

ナースが顔をしかめて見つめている中、やおら容器を取り上げグビッとひと口。

「ウェッ、なんだ、こりゃ、まっずい・・・」

思わず言って舌をペロペロする。

甘くない、むしろ苦めなバニラ味に、香味野菜を合わせたような青臭さ、とてもゴクゴクとはいかない🥴

「ダメそうだったら残して良いそうですよ」

自分が飲んだかのように顔をしかめて、ナースが言う。

「大丈夫。昔の青汁ほどじゃないし、これまで素泊まり状態だったから、ありがたく飲むよ」

と返した。

じゃ頑張って、とナースが去った後、20分ほどかけてゆっくり250㎖の得体の知れない液体飲みほしたが、口の中が気持ち悪くてすぐに歯を磨いた。

それから1時間ほどして、腹は痛まないがピーヒャラドンドン、3日ぶりにトイレでお祭り騒ぎ、その後2回も🤪

あーあ、普通の食事の有り難みがわかる・・・。

「自業自得」



入院四日目の朝、ポツポツと窓を濡らす雨、ポツポツと落ちる点滴を見て、ため息。

この分じゃ今月中の退院は望めない、かも・・・。

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