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お好み夜話-Ver2

仕入れ開始

食洗機を立て続けに使いだして、ふと気がつくと窓と壁面が結露していた。
 
急いでダクトのファンを回したがなかなか窓の曇りも解消せず、ダスターで拭き取るとかなり湿っていたので、これはやはり天井にファンをつけなければダメだと改めて思った。
 
見積もりの段階でなんとかなるだろうと削ってしまったのだが、必要なところをケチってしまうとろくなことはないと急いで内装屋さんに連絡をすると、そんなこともあろうかと配線はしてあるとのことですぐ工事をしてもらうことにした。
幸い点検口も近くにあるので、周りを養生してすぐに取りかかってもらった。

食洗機のすぐ上に換気口をつけてもらい、

排気口は屋根のすぐ下に開口して、ほぼ半日ちょいで工事は終わった。
 
その間は厨房に入れなかったので、2階席をここぞとばかりに片付けてたくさんの物を処分してきれいにした。
前回の改装で収納をたくさん作ってもらって様々なものを収めていたが使わないものもたくさんあり、27年前の棚板や扉板とか、何に使ったか覚えていない金具やら、酒のポスターや看板、いつか使えるかもしれないと取っておいたがもう使うことはないと処分した。
 
今回は予算の関係もあって大工さんに作ってもらう厨房の収納は一切なく、既成の食器棚やオヤジの素人仕事で作った棚ばかりで最低限の必要なものしか収納できないわけで、何をどこにどう収めるかで頭を悩ませる毎日だった。
 
だから毎日ノコギリをかけ、ビスをもみ、あっちをいじりこっちを直し、1、2階を何度も上り下りしてクタクタになっちまった。
 
パウチしたメニューもたくさんでてきたが、
何もかも値上がりしている昨今、どれも価格の見直しをしなければならないからこのままでは使えないし、1枚ずつ取っておきあとは細かく切り刻んで捨てた。
 
この20数年、けっこういろんなことをしていたんだなあとしみじみ見入ってしまって一休み☕️
 
 
しかし捨ててしまうものばかりではなく、天草のばあちゃんの片身の梅干しは休んでいる間に10年ものに熟成して旨いし、甕に入った「久米仙」は少なくとも7年ものの古酒になって、香りは素晴らしく一口含んだら「うんまっ‼️」と洩らしてしまうし、手づくりの梅酒も7年は経ちまろやかでこれまたびっくりするほど美味くなっていた。
 
4年間眠っていても美味くまろやかになるものもあるが人間様はそういうわけにはいかない、まして何度も入退院を繰り返し切ったり縫ったり絶食したりしてたポンコツは尚更で、華麗なる加齢は超加速して難儀なこっちゃ・・・。
 
 
年が明けてからも毎日休まず店を片付けて、現場から店になるように、使えるように直して、やっとどうにか形になってきた。
 
あとは関電工が動力の工事をしてくれれば鉄板がフルに使えるようになり、キリンのサーバーもやっと30日に設置してくれることになって、酒屋さんにドリンク類も注文した。
 
ようやく再開の「さ・い・か」までたどり着いたようだから、料理の「さ・し・す・せ・そ」などを買い出しにでた。
 
生鮮食品以外の必要な物を車で仕入れてきた。

今週から鉄板と明石焼の鍋を仕上げて試作に入るつもり。
 
カネゴンもやっと下に下ろせるぞい👀

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