ヤツはバカだから無事東京に着けるかどうかも危ぶまれたけれど、まあなんとかガハハと田舎者の哄笑を漏らしながらかつて5万回ほど通った道のりをやって来た。
待ち受けるのは無駄に髪の毛がポーポーの「ホリちゃん」で、お好み焼き屋がなぜか移動床屋に変わってしまうのであった。
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「ホリちゃん」もただのバカだから、静岡方面の床屋さんと仙台の馬鹿野郎に義理立てしてボーボーのままのばし放題でいたから、この機を逃すまいと散髪を待ち構えていたのだった。
当然、髪の毛の生育が遅いオヤジだって刈ってほしいが、「バーバー」ののどの渇きが収まるのは翌朝になるだろうから耐えた。
バカは肛門がチュッパチャップスになったと告白するようなバカだから、エンガチョって感じだがそれがジジイの道だと諭して「碧夢」になだれ込んだ。
ボクたちは予定調和なのである。
ほんとうにやんなっちゃうけれど、息子のような「バーバーくん」は我が家に2日間逗留で、たぶん油断したら風呂上がりにオヤジの頭にタマキンのちょんまげを乗せられてしまうのだ。
だからワテクシは油断も隙もありゃしないのである。
でも、それでもうれしい。
バカな息子と酒を飲めるのが楽しい。
本日、このテンションでいっちゃうよ。
よかばい、それで。