悪魔はすっかりお爺ちゃんになって、昔を知らない人はなんでこのおっさんが悪魔なのかと首をひねるほど劣化しており、酒もすっかり弱くなってあんまりオヤジを楽しませてはくれない。
しかし古いつき合いではあるので、それに見合った贈り物をした。
それがこちら👇
「エドシック・モノポール / HEIDSIECK & Co. MONOPOLE 」
スパークリングワインじゃない、ものほんのシャンパーニュさあ
悪魔がシャンパン好きかどうかわからないが、この「エドシック・モノポール」にまつわる物語は食いつくに違いないというだけで選んだ。
それはこんなお話しだ。
「第一次世界大戦の最中(1916年)フィンランドで駐留するロシア軍のために、ロシア皇帝ニコライⅡ世によりオーダーされたエドシックモノポールシャンパーニュ3000本やその他の大量なワインなどが、貨物船ジョンコピング号に船積されサンクトペテルブルグへ向け出航した。
だが同年11月3日、スウェーデン沖を航海途中のジョンコピング号は、ドイツの潜水艦Uボートにより撃沈させられてしまう。
それから80年余りの時を経て、舟と共に海底で眠っていた3000本のシャンパーニュは64mの海底から引き上げられた。
陽の光が射さない深海の「水温」「水圧」が、長期熟成に耐えうるシャンパンを完璧な保存状態にし、引き上げられ抜栓した時にはまだまだ若々しい状態のままだったという「奇跡」が生まれた」
というもの。
そしてこの「エドシック・モノポール / Gout Américain Extra Dry」は、あの豪華客船タイタニック号でも使用されていた当時のエドシックのボトルを復刻した限定品なのだ
どうじゃ、素敵であろう もうほとんどこのオヤジがご相伴にあずかりたいだけという感じだが、このシャンパンの気配に引き寄せられるように蟒蛇の姐さんもやって来て、「ナンちゃん」や「akkoママ」と「豪羽」、「ホリちゃん」も揃い、みんなでペロッと空けてしまった。
そうして悪魔の生誕祭は賑やかに盛り上がったのであった。
やがて悪魔のお爺ちゃんは後ろ髪を引かれるように横浜へお帰りになったが、まだまだ老け込むには早すぎる。
これからも元気で、冥府魔道の道をまっつぐに進んでもらいたいと願っておりまする。
そして次回は「大人の映画会」で、けんけんがくがくの激論を戦わしましょうぞ
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mogmas
アキラ
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