お好み夜話-Ver2

数寄屋橋遠望

三十数年ほど前、木枯らしの吹く数寄屋橋の交差点40数メートル上空で震えていた。

上空に吊られてさいしょの10分くらいは、『ほほう、これが晴海通りを進撃してきたゴジラの目線か』などと余裕こいていたが、宙吊りが30分になり40分を過ぎるとさすがにその余裕は消え失せ、寒いしトイレに行きたいしでめげてきた。

鳶の親方がそんなビビリを笑い、足場に飛び移れというが、上空40メートルの揺れるゴンドラから50センチほど離れた足場にヒョイヒョイ移動できるようなら、1時間前にとっくに足場を下りていた、

当時は安全帯なんてものもしていなかったし、ゴンドラに乗ることになったのもたまたまなのだ。


イベントの仕事で、ソニービルの壁面に造作物を据え付けるために足場を組み、その進捗状況を無線でやりとりするため窓拭き用のゴンドラに鳶の親方とともに乗せられたのだった。

ところか電気系統の故障とかで、屋上から少し降下したところでゴンドラが停まってしまったのだ。

鳶の親方はすぐさま足場に飛び移りさっさと下りていってしまいひとり取り残され、故障がなおるまで途方にくれていた。


あのとき上空から見下ろした数寄屋橋の光景を、なんの造作もなく手軽に見られるようになろうとは😳

3月に竣工した東急プラザの屋上から、ソニービルの屋上と数寄屋橋の交差点。

屋上は周囲がガラス張りでベンチがあり、甘いものやお茶が飲める店もあり、多くの人が銀座・日比谷・有楽町を見下ろしていた。


かつてのニユートーキヨーや、新日比谷プロジェクトも大規模な工事中で、またこれからすごく様変わりするな。

皇居がまる見えになっちゃうような高いビルばかり建って、さぞや「シン・ゴジラ」も暴れにくかろう。



劇場のスクリーンで、はじめて本家「ゴジラ」の予告編を観た。

さて、どうなることやら・・・。


「シビル・ウォー/キャプテンアメリカ」のはじまりはじまり。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「迷想雑記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事