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お好み夜話-Ver2

六本木春秋

文化の日に文化放送が主催する「浜祭」のことは以前から聞いて知っていたけれど、これまで一度も行ったことはなかった。

朝イチで小僧がアニメ映画を観に行くととっとと出かけちまい、それならこちらもとかあちゃんと電車で浜松町まで行った。

駅前の文化放送でも何やらイベントが行われていたけれど、解体された「世界貿易センタービル」の無い景観にキョロキョロしつつ先へ進み、お勤め人時代に行ったっきりの古くからあるもつ焼屋「秋田屋」さんの前を鼻をクンクンさせて通り過ぎ、一路「増上寺」へ。


radikoで文化放送を聴きながら歩いていたが、けっこう多くの人が増上寺へ向かって列を作っていた。
 
「浜祭」は4年ぶりにリアルに開催されたということで、増上寺の門前の日比谷通りの信号のところでもう境内の歓声が聞こえてきた。
 
ちょうど朝8時からやっている「おとなりさん」の金曜日パーソナリティー「アンガールズ 山根良顕」と「アルコ&ピース 平子祐希」がトークしているところで中に入り、

グッズ売り場とかいろいろな出店を見ながら奥へ進み、

イヤホンを外して階段のところに作られたステージ前に立ち見学した。

しばらくして火曜日のパーソナリティー「高橋 優」が登場しCMの間にリハーサルして、番組のテーマ曲「ピーナッツ」を歌った。
 
やっぱり野外のライブは良いなぁ。
 
 
しかし今日も真夏の陽射し、Tシャツ1枚でも汗が出てきて頭が暑くなってきてしまったので、11時の「くにまる食堂」がはじまって「野村邦丸」と「アンジェリーナ1/3」が登場したところでステージ前を離れた。
増上寺へ来たのは何年ぶりだろう❓
 
その昔イベント屋の時に、ここ増上寺で有名人か誰かの葬儀が大々的に行われ、紫の幔幕を柱などに巻きつけ徹夜で設営したステージで「山下洋輔」がピアノ演奏をしたことがあったっけ。

本日の目的は増上寺「浜祭」だけじゃなく、その後ろにデンと構える東京タワーに行くことでもあった。

スカイツリーができたとはいえ、やっぱり東京もんは東京タワーが好き、かつて外階段を歩いて上ったこともあったよなぁ。
 
怪獣に何度襲われてもしっかり立っている赤白の鉄塔が素敵だ。
 
障害者手帳があるから無料で展望台へ上れるけれど今日はそこまでいかず、3階の売店であるものを買って(それは最後に)写真を撮りまくって東京タワーを後にした。
 
 
桜田通りの方へ歩いて行くと、ハイ出ました「東京メソニックセンター」のビル。
陰謀論好きの方は見逃せない「フリーメイソン」の「日本グランドロッジ」の入っているビルでありますが、
ただでさえ無関係な人間は入れないのに囲いがしてあり、
どうやらこの辺りの大規模複合再開発のために解体されるようだ。
 
下世話な噂では秘密結社・陰謀組織と思われている「メソニック」の総本山に何があるんでしょうか❓
 
そして何処へ移転するのでしょうか❓
 
って、「森ビル」が関わってるしすぐ近くで大規模開発している麻布台ヒルズに移るんでしょうな。
 
こんなことを書いているワテクシに何かがおこったらそれは秘密結社の陰謀かもしれません、信じるか信じないかはアナタ次第であります・・・。

桜田通り沿いにある「八幡神社」の石段を上りお参りして脇の道を進むと、

チョ〜リッチな人たちや謎多き人たちが住むのであろう「麻布台ヒルズ」に出る。
 
ヒルズというくらいだからかつては山だったわけで、オヤジとかあちゃんが六本木に住んでいた頃にはまだちょっと田舎臭い一帯だったが、今やすっかりその面影はなく、オモチャみたいな犬を連れたブランドもので身を固めたご婦人がチャラチャラ歩いていたりもするが、まだ多くの工事関係者が作業着で行き交っていた。
 
 
まったく身に合わないエリアを過ぎ、飯倉片町の交差点から外苑東通りに入り六本木へ。
 
お昼を過ぎたのでどこかで何か食べていこうと、すっかり変わってしまった街並みを見ながらお上りさん状態で歩いて解体工事のはじまった「ロアビル」の交差点、むかし「アントンリブ」のあったビルの角を「東洋英和女学院」の方へ向くと「ウナギ」の看板が出ていたので吸い寄せられていき、そのうな重のお値段を見れば⁉️梅が1,600円、竹が2,200円、松でも2,600円という六本木らしからぬリーズナブルさ。
 
ハイもうここで決定ですと店に入って迷わず松・2,600円をオーダーして出てきたものがこちら⬇️

ゲゲゲ、折り重なっちゃってウナギ丸ごと一尾の豪華さ‼️
 
それに柔らかくて美味いしこれでこのお値段なら充分、どこかの上野不忍池の名店よりぜんぜんこちらの方がいいや。
(あとで調べたら全国展開をしている「鰻の成瀬」ってお店で、なんと北千住にもあるんだって、知らなんだ)
 
 
すっかり満足して六本木駅の方へ歩いて行くと、取り壊されて無くなった世田谷信用金庫の隣のビルの1階のラーメン屋に行列ができていた。

かつてここには上海亭という中華屋さんが入っていて、中国訛りのおばちゃんの威勢のいい声が飛び交っている中で湯麺や野菜炒めをよく食べたものだ。
 
そして2階には「長者の子」という関西風のお好み焼屋があり、19、ハタチの紅顔の美少年   Σ(・□・;) が働いていたのでありました・・・。
 
と、ここで脳内に「アン・ルイス」の「六本木心中」が流れ出す。
六本木心中 ーアン・ルイスー
 
作詞の「湯川れい子」先生には申し訳ないが、感傷的になりつつもつい替え歌に変換してしまう・・・
 
♪ だけど 体調なんて お天気で変わるのさ 白い眉毛がジジイね あなた
 
  しょぼい目つきをしてさ 「薬あげます」なんて ちょっと場末の病院みたいね ♫
 
 
嗚呼、時は美少年をジジイに変えてしまい、もはやこの街には知った顔も店も防衛省もおでん屋のおいちゃんも、水曜日の朝のヒゲのマスターもジャニーズ事務所もドリフターズ事務所も勝新太郎の事務所もなく、芋洗坂には聞いたこともない店ばかり、

かあちゃんが働いていた熊本県の職員寮も取り壊され見知らぬ店になり、

六本木ヒルズに直結するかつての東日ビルの地下に突撃ラーメンもなく、まだふさふさしていた頭に初めてパーマをかけた美容室もビルごとなくなり、かあちゃんに死ぬ前に食べたいと言わしめた体育会系の吉野家もどこかへいってしまい、違反切符を切られた麻布警察署の建物も解体されてしまった。
 
 
♪ しょぼくれないで 言葉じゃダメさ 男らしさを立てておくれ〜〜〜〜〜 ⤵️
 
                    「ヘン・ルイス」 六本木春秋 より・・・・・
 
 
 
 
 
 
ところで、東京タワーで買ったものは何かというと、1/1000のプラモデル。
 
それに25、6年前に塗装したものの経年劣化でハゲハゲになったモスラのフィギュアを組み合わせて、あの「モスラ」の映画のワンシーンのジオラマを作ろうと企んでいるのであります。

乞うご期待‼️
 

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