樽を持って重さを確認しなくても、それはかなり正確にわかる。
しかし6年前に導入したスーバードライの場合は、残念ながらまだそれがよくわからない。
なぜ一番搾り好きなオヤジがスーパードライもやるようになったのかというと、嗜好の押しつけはいけないと反省し、バリエーションは多い方がいいと思ったからだ。
じゃあ一番搾りの対抗馬としてもっとも最適なのは何だと考えた結果、スーパードライになったというわけだ。
いろいろ調べると、ビール業界に革新をおこしたスーパードライは、モグランポ創業の1997年には年間シェアもNo.1となり、翌年の年間シェアではキリンラガービールとキリン一番搾りのシェアを合計したよりも多くのシェアを獲得したという経緯があり、これほど愛飲している人が多いビールをやらない手はないと考えたからだ。
しかしビールメーカーにとってはあんまりうれしい話しではなく、どちらか1つにした方がいいとしつこく言われた。
モグランポ程度の規模で、樽生ビールを2銘柄おくと共倒れになるとか、洗浄や管理が行き届かなくなると懸念したのだ。
しかし毎日の洗浄はしっかりやっているし、ヤバいと思ったら鮮度の管理も店主自ら責任を持ってやっている。
(つまりお掃除ビールはありがたく頂戴しているし、鮮度管理を常連さんに手伝ってもらうこともある)
ただ、愛が足りなかったのだ、スーパードライへの。
一昨日、それを思い知る出来事があり、嗚呼、いけない、これではダメだとタップを握りしめて反省し、残りの量がわからないドライを全て飲みほした。
そして昨日の昼間、思い立って名店と言われるビアホールへ視察に行った。(つまり飲みにいった)
どういうやり方で生ビールを提供しているのか、どうして旨いという評判をとっているのか、それをじっくり観察した。
4杯目でそれがわかった。
その店の技を盗めるものなら盗むつもりだったが、やめた。
その店の流儀はオヤジには合っていないし、その店のビールではモグランポの常連さんも納得できないと判断したからだ。
もちろんビールも料理も不味いわけではない。
旨いと思う。
だが、オヤジの性に合わないことをかあちゃんもわかって、いいんだオレ流で !!
ということを再確認した。
樽生ビールの場合は、注ぎ方によって味や飲み口が変わる。
それは好みもあるが、注ぎ手が一番旨いというやり方で注ぐことが大切でそれが売りになるのだろう。
それを教えられた。
愛が足りなかった分、これからはドライの注ぎ方に磨きをかけよう。
旨いと言ってくださる方がいる以上、一番搾りだけをえこひいきするのはやめよう。
スーパードライをオレ流で極めてやろう。
お好み焼もそうだが、最近あんまり他店を視察に行ってないので、これからは勉強と思ってマメに行くようにしよう。
いいところは取り入れ、反省すべきことは素直に認め、すべてはお客様の旨いのために、ってこれドライのCMじゃないかーい
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