お好み夜話-Ver2

初心忘るべからず

自宅の『片付け』が店や倉庫にまで飛び火し、このところ毎日あれを出したりこれを仕舞ったり捨てたりと大忙し。

そのうち『ハイパーテンションオヤジの片付けマジック』なんて本でも出そうかというぐらいあっちこっちスッキリしてきたのだが、まあ何でも取っておく性分で、店をオープンした当初のディスプレイ用品だとか、取り付け金具やら材料が出てくる出てくる。

このまま放っておいたら死ぬまで使わなそうなものはもはや捨てるしかないが、なぜ活用しないんだろう ? ってものもたくさんある。

そういうものの中で捨てるには忍びなく、かといってどこで使おうかと悩むものの活用法が見つかった。


店を作ったときの設計屋はお勤め人時代から付き合いがあって、いつもこちらが発注者だから多少の無理や融通が利く業者だった。

で、モグランポをデザインしたメニュー立て兼、調味料置き兼、目隠しを兼ねた作り物を特注した。

当時は2階席に4人がけのテーブルが3つあってそれ用に使っていたのだけれど、団体さんの利用が多々あり、その都度テーブルをくっ付けて目隠しを外さなければならなかった。

やがてそれが面倒くさくなって、いつしか使わなくなって仕舞ってしまったのだった。

でもせっかく作って愛着もあったので、いつか使うときがくるかもしれないと頭の片隅にも仕舞っておいた。

連日あーでもないこーでもないと汗びっしょりになっていたら、ついに『片付けの神』が降りてきた。

思い立ったが吉日、3個あるうちのひとつをカウンターに置いてみた。

じゃ~ん、目隠し兼タバコの煙避け。

ある種のタバコの煙がオヤジもかあちゃんも弱く、その臭いで咳き込んでしまうのだ。

ちょうどここが一番煙を誘導してしまうので、空気清浄機のとなりでちょうどいい。

そしてその裏にちょっとしたものが置ける。

こんな感じ。


まあカウンターのこの位置はデッドスペースになってしまうので、よろしいんじゃないでしょうか。

ひとつの使い道が出来たら、あと2個の用途もパッと閃いた

店内ばかりだけでなく、店外にも黄色を増やせる一石二鳥の妙案が浮かんだ。

だがそれにはちょっとばかり加工が必要だから、ホームセンターへ行って材料を仕入れてこないとならないし、Macの作業も同時進行なので、お披露目はもう少し先になる。

ずっと遠ざかっていたこういう工夫を、オープン当初は毎日のようにやっていた。

それはメニュー開発も同じで、とにかく閃いたものをやってみるという姿勢だった。

その初心を取り戻そうと思った。

自分がわくわく浮き浮きしながら毎日を過ごしていた頃を、最近ずっと忘れていたもんなぁ・・・・。

連日の片付けがそれを思い出させてくれた。

今年の後半は、初心忘るべからずでいくぜぃ !!!

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