お好み夜話-Ver2

ついに手術❗

親父は60の歳に手術をして、それから14年間透析をし、74歳で逝った。

透析をし始めた頃は自分で自転車でクリニックへ行き、終わると浅草あたりへ走って一杯ひっかけて帰ってくるほど元気だったが、やがて車で送り迎えしてやるようになり、晩年はやせ細り車椅子のお世話になった。

厳しい食事制限と水分制限を課せられ、しょっちゅう母親に文句を言いながらも呑んだくれているのをみて、ああはなりたくない、何としても透析は避けたいと思っていたのだが・・・。

素晴らしい遺伝子を受け継いだせいか、親父よりは2年先延ばしに悪あがきしたものの、もはや限界。


朝、手足の先が痺れるように悪寒がし、腰から下が重く、フルマラソンに例えると30㎞過ぎ、乳酸が溜まって足が上がらない状態が一日置きくらいにある。

実際に手足が冷えていないのに悪寒がする気持ち悪さ、体に力が入らないから気力が萎え、仕事へ行くまで臥せっているような有様。

腎臓が悪化するとそういうことになるらしく、続いて食欲がなくなったらもう末期症状だというが、幸いにも食欲はあり、夜になると元気になるという悪循環に慣れてしまった。


昨日、三井記念病院の腎臓内科の診察でそんな最近の状態を話し、検査結果を聞けばクレアチニンは入院時の数値に近く、カリウムもリンも数値は悪く、徐々に悪化の道を辿っているとわかった。

そろそろ予定を決めましょうと担当医がいうので否も応もなく、年内の手術の日取りを決めた。

担当医から渡された書類には「ブラッドアクセス増設手術」と書いてあったが、親父の時は「シャント」の手術と言っていたのでネットで調べたら、最近は「バスキュラーアクセス」と呼ぶのが世界的にも共通だということがわかった。

血管透析というのは、体から一分間に150~200mlの血液を循環させながら、特殊な機械に通し体に溜まった水分や老廃物を除去(濾過)する治療のことで、自分の腕の動脈と静脈を直接短絡させて(シャント)そこへ穿刺して透析液を入れるのだが、去年入院した時には心臓の機能が落ちていたのでこれができない状態だった。

1年経って心臓が回復したので、この腕を切ってシャントを作ることができるようになったのだ。

やがて腎臓移植をする際にはこの透析が必要になるので、どのみち手術は避けられないんだけど、女子医大の方からも連絡が来ているということで、あっさりと日にちが決まった。


12月26日の木曜日朝8時半「はっぴーにゅういんいやー」にはならず、クリスマスプレゼントな感じの日帰り手術で、お昼には帰れるらしい。

でも前夜から抗生剤を飲み、術後は痛み止めも処方されているので、腕を使う仕事は無理かもしれず臨時休業になる可能性大。

問題はその手術を受けて透析が開始されれば、第1級の身体障害者になるということで、手術前に障害者手帳の交付を受けるための手続きをしなきゃならない。

たとえ腎臓移植を受けて透析が不要になったとしても、一生免疫抑制剤を飲み続けなければならなず、身体障害者手帳は手放せなくなるのだ。

あーあ、生きるのは大変だ。


しかし、今の不調が透析をすることで無くなり予定が見えてきたら、5㎞くらいのマラソン大会にエントリーして様子をみて、やがて移植を受けて大丈夫となったら、絶対にフルマラソンに復帰してやる💪

目標は「東京マラソン」完走だ、今度はカネゴンの仮装なしで👍


ま、何はともあれ少しは前進しているので安心し、今後はまた能天気なブログに復帰しよう。

オヤジは痛みを伴う前進をしているが、5㎏痩せなきゃいけないかあちゃんは相変わらず、食後のまんじゅうはどうよ!(◎_◎;)

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