デジタルは便利ですね。
作品のデザインを考える時に簡単に色を塗り分けたり修正ができる。
昨年念願の液タブ(安物)を購入してから、少しずつデジタルを使って絵を描くことを始めました。
〝キャラ塗り上達術〟なんて本を読んだり、ネットで検索したり。
お絵かきソフトの1/100も使いこなせていないけれど、少しずつ形になってきたようなきていないような…
もともとマンガやアニメが好きなのもあり、特にキャラクターを描いたりすることに憧れはあったのですが、NFTというものを知ってからはよりデジタルを使いこなせるようになりたいという思いが強くなりました。
それにサブカルチャーと工芸をくっつけて面白いことをしたい、というのが以前からの私の目標でもあって、そのためにはその分野を知らなくちゃいけない。
盛り上がるバーチャルライバーの世界。
それを支える絵師さんと呼ばれる人たち。
おそらくこれからはメタバースも盛んになって、デジタルがますます当たり前になっていく。
置いていかれないように必死です。
さてこんな時代の中でも工芸は物ありきなので、どうデジタルと組み合わせていくのかが重要なわけですが、すでに四代田辺竹雲斎氏なんかはB-OWNDという会社と組んでブロックチェーン技術を用いた作品販売なんかもしています。
これがまたかっこいい。
ぜひ見ていただきたいです。
おそらくこういった活動が今後の工芸の世界では当たり前になっていくのかなと思います。
ただまだ一個人では難しいですし、企業も売れない作家を抱えても仕方ないので、有名で売れている作家にならないとこのレベルの活動はできません。
なので私は私で今できること、やってみたいことをコツコツ進めていこうかなと思います。
例えば作品に込めたストーリーをデジタルで描いてNFTにする。
購入してくれた方のみが実際の作品を並べた展示会などで作品と重ねてそのストーリーを見ることができる、とか。
いまの私には妄想することしかできませんが、100%不可能でもないはず。
まずは目の前の漆の作品づくりとデジタルと友だちになるのを目標に頑張ります。