この秋に参った金峯山寺は補修中でした。
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正面からは参殿出来ないから、裏に回れと書いてある。
吉野や熊野の山道なんてのはこういうのしかないので
何も考えずに従います。修験とは我を棄てて先達に命を任す
ようなところもあるにはあるのです。初歩的な心得として
先達に絶対に従うこと。
初心者が思い付きで以て歩けるほど、甘くない。
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でも、三回も同じ道を回って生きて戻れば、自分が先達です。
己の責任で率いる者達もある。彼らの命のために、脳血管の至る所に
全力で血液を送り込んで、今度は自分で考えなければならない。
こういうのは大体、初心の心得というのが、後には逆転するよう
になっている。
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境内の裏に回りますと、久しぶりに会ったな君という顔。
相変わらず、口開けすぎだよ。
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こちらはご存知の通り、習合宗教の寺なので、狛犬なども居るのです。
ポータブルなども買いましょう。
ぼくは帽子と洋服だ。
上がると良いわね。
上がるとも。
「もしも月給が上がったら」(1937)
何何なども、という言い方が素敵で、つい使ってしまいますね。
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狛犬を見たら、おしりを撮ろう。
という鉄則に従って、おしりを撮影。
火炎型なので、獅子の近代前期ですね。
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向かいの一対である君は、口を結び過ぎ。
金峯山寺の境内裏に居る狛犬の特徴です。
とにかく何でも力みすぎるようだ。
少しは楽にしなさい。
無理?
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こちらのおしりは、向かいの相棒より、火炎型がより明確に
見えます。
いや、斜め後ろから見て分かったのだが、力んでいるのではなくて
巻物を銜えていますね。軸の端が見える。
巻物を銜えている狛犬も、探していたところですが、あまり見ない。
次はやはり、角が生えている初期タイプの狛犬で巻物を銜えている
ものに出会いたいが、いつ頃会えるのいつ頃よ。
そいつーがわかれば苦労はなーい。