好奇心と突進力はウルタ君を上回ります。
今もちょうど近くで警戒しながら伏せているウルタ君のことが
気になってしかたない様子
ウルタ君もランス君が得意ではありません。
猫にとって、丸出しの好奇心を相手に向けることは礼儀正しく
ないことのようです。だからといってウルタ君が今まで礼儀
正しかったことがあるのか、というのは別の話
ランス君の突進と触りたがりに閉口したウルタ君は追いつめられてしまいます。
あそんで。あわよくばさわらせて
こわいからいや
ウルタ君も後退しつづけるうちに、ついにテレビの裏に追いつめられて
しまいました。
ねえお兄ちゃん
逃げ道、逃げ道
飼主としては、何もしていないのにこれだけランス君になつかれている
ウルタ君が羨ましいのですが、ウルタ君にとってはまったく迷惑のよう
です。ウルタ君も視線を反らすのに懸命です。ランス君はウルタ君が自分
の方を向いてくれる瞬間を待っています。
コードの下にもう一度頭を入れて、ついてこないように言いきかせている
ウルタ君ですが、ランス君は目が合っただけでうれしい状態。
ウルタ君が大きな体を使って威圧するのも気になりません。
向かい合っているふたりの耳をご覧下さい。
ランス君がしっかり前向きで、ウルタ君の様子を見逃すまいと集中している
のに対して、ウルタ君は若干外向き
この状況でさえ、逃げ出すことを考えているウルタ君です。
【近寄ってくるのが嫌なのかな】
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