さらにのびうる

写真は寝転んで遊びを誘っているウルタ君。

遊ばせ方というものがあって、間違うと
無用に興奮させてしまいます。猫の個性
にもよりますが、ウルタ君の場合、首か
ら下を遊びの最中に触られると遊びが格
闘に変質します。

いつものことなので、飼主の手首は傷だらけです。
飼主も分かっているので、適当にあしらって
傷を増やさないようにしています。ところが
一度格闘行動のスイッチが入ると、ウルタ君
の幼い心は、さらに格闘を求めるようになっ
ているので厄介です。逃げても追いかけてき
て噛みます。

こうした場合、彼が冷静になるまで隔離して
やるのがお互いの為です。少なくとも猫飼い
の教科書的にはそれが正しい。
では、彼が飽きるまで格闘に付き合ってあげた
らどうなるでしょうか？格闘に飽きたウルタ君
は、なぜか自分から求めた格闘だったはずなの
に、何か失われたような顔つきをしてしょんぼ
りと暗い場所に隠れていきます。もちろん
飼主だけが一方的に怪我しています。

ウルタ君が隠れて一時間待ちます。二時間、そし
て二時間半。心配になって見に行くと、ウルタ君
はすっかり大人しくなって、礼儀正しい猫になって
います。あの挑発的な（「洗濯物死守うる」参照）
上目遣いも、小心な上目遣いに変わっています。
総合的に判断して
ウルタ君は乱暴な自分を反省している
ようです。

あばれてごめんね
自分のことがよく制御できずに悩む猫。
どこまでもかわいいやつだウルタ君（バカ）。