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クルシャの天地

胴長箱入り猫



12月となりました。
暑い季節は、長くなって、脚も拡げて
長めの体長をより長くしている姿をよく見ていた
クルシャ君ですが、丸くなっている姿が多くなります。






丸くなるだけでなく、みっちりしていることもあります。









箱にみっちりしている姿は年間を通してよく見られます。











丸くもなれるし、カメラから逃げないので、つい箱入り
写真が多くなります。










そういえば、緊張で眠れないとき、箱をイメージすると
楽に眠れることを発見したことがありました。

箱のようなものでも、イメージだけでストレスから守られる
ような気分になるのかもしれません。

飼主の場合ですが。









そんなこともありまして、猫が箱に潜り込む気持ちに
共感できそうな気もしますけれども、西施沈魚というからな、と
今検索して調べると、何故か『荘子』の所説ではなくて「魚が
その美に見とれて泳ぐのを忘れて沈んだくらい美人、とかいう
与太に話が変わっていて、実に面倒なことになっている。










西施のような美形でも通じるのは人間だけであるとかいう説で
あって、移入主義の無益さを最も古く主張した文意なのだが
厄介なことです。








他愛ないのがクルシャ君なので、面倒なのは飼主が引き受けますよ。











そのまま、放っておくと、また他愛なく箱の中で眠り始めました。

安心してるんですね。




ウルタールのうる: 巻三十 (うるたやBOOKS)
東寺 真生
うるたや

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