一日を通しても、季節の内でも、あるいは体長の変化でも
クルシャ君の居る場所は変化しています。
もっと言うと、気分や、主張の延長として居場所を
変えることもあります。
こうした細かい話はいずれ記事を改めてお話いたします。
今回は、そうして居場所を変え続けるクルシャ君の
気配を感じなくなった飼主への配慮を、こちらとしては
強くクルシャ君に要求していきたいし、この点については
いかなる妥協もするつもりはない、というお話。
まあ、どこにいるのか、飼主が探しているならば、クルシャ君は
どんなときでも居場所を知らせる義務があり、かつ履行しなければならない
ということですね。
この点について、一切飼主は譲る気が無いわけなのですが、なかなか
守って貰えません。
こちらは、雑然としておりますが、飼主の脱いだ服入れの箱に
潜り込んでいるクルシャ君です。
狭い場所に潜り込んで液状化していたり、隙間でウエスの真似
してたりするクルシャ君には鈴を着けております。
この鈴には、電話番号が仕込んであります。
飼主の探す声を聞いたならば、必ず鳴らすように、と教えてあります。
どれだけ呼んでも、鳴かないクルシャ君は、返事の代わりに鈴を鳴らすことがあります。
鳴らし方も慣れているので、飼主がどこかで立ち上がる気配を
クルシャ君が察知すると、ほぼ同時にどこかで鈴の音がするようになりました。
ウルタールのうる: 巻二十九 (うるたやBOOKS) | |
東寺 真生 | |
うるたや |