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クルシャの天地

くる潜りの始まる秋




10月です。
この気の始まる頃、クルシャ君の行動にも変化が現れます。








夏の終わりの、鱧皮湯引きいただきました。
ほどよく炙ってあって、酢加減も最高。

こういうひと鉢で夏を送る気分になれます。
まったくもって豊かでも、嬉しくも無い夏でしたけどね。










暑くなると、床に転がったり、洗面所のシンクで
丸くなったりしていたクルシャ君も、居場所を変えていきます。












和室に置いていた着物をめくりあげて、潜っています。











クルシャ君がこの状態であったことも、探し回った挙げ句
名前を呼ばれたことに気付いたクルシャ君が、鈴を鳴らした
から、気付いたことなんですけどね。











そろそろ出て貰いたい。








涼しくなると、どこにクルシャ君が潜っているか
気をつけなければならない日々が続きます。










ちょっと潜り飽きたみたいです。





ウルタールのうる: 巻二十九 (うるたやBOOKS)
東寺 真生
うるたや


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