ばりん3g

マイクラ補足 兼 心理学のつぶやき

自身が抱いた感情の自覚は、生活満足度に大きくかかわる

2021-11-27 | 旧記事群

2011年に発表された論文によると、情動知性の高さが青年期の生活満足度を上げるとのこと。

情動知性とは自他の感情に目を向け、適切に対応できる能力、または度合いを指す。情動知性が高い、つまり自分の感情を正確に測れることは自律性を介し自尊心を高め、上げられた自尊心は生活満足度の向上につながるという。

欲求を下手に我慢することなく開放し、しかし締めるときはきちんと締める切り替えの良さが、切り替えできているという実感が生活満足度を上げているとも言える。

また情動知性の高さは自己受容の高さとも直結することから、情動知性が直接的に生活満足度、ひいては幸福度に影響を与えている可能性も考えられる。

ーーーそして、情動知性が高いということは、自分の感情を上手に処理できるということでもある。

着飾ることなく喜怒哀楽を表現できるその特性は、些細な出来事から感じる満足感を補正するものでもあるのだ。

 

 

参考文献

Lourdes Rey,Natalio Extremera et al. (2011) Perceived Emotional Intelligence, Self-Esteem and Life Satisfaction in AdolescentsInteligencia Emocional Percibida, Autoestima y Satisfacción con la Vida en Adolescentes.



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