ばりん3g

マイクラ補足 兼 心理学のつぶやき

「自分が持つ知識への過剰な自信」に関する上級者向けの考察

2021-11-23 | 旧記事群

2020年に発表された論文によると、純粋な自己顕示欲(今回は正直さと謙虚さの低さを指す)と自分がもつ知識への過剰な自信には、特筆すべき相関がなかったという。

また、自分がもつ知識への過剰な自信と関連があると予測されていた『認知能力・メタ認知能力の低さ』『開放性の高さ』も、一部分では相関がみられたものの原因として主張するには証拠不十分だとのこと。

『認知能力・メタ認知能力の低さ』から自身の能力を正確に測れず自信過剰に陥る。『開放性の高さ』から知らないことへ飛びつき、その副産物として自信過剰が発生する。どちらもあり得そうな話だが、それら単体では話が成り立たないのだそう。

しかし、自分が持つ知識への過剰な自信と自分の能力に対する過大評価には強い相関がみられることから、自信過剰には(まだ焦点が当てられていないものも含めた)複数の欲求が絡み合って発生するものであると結論付けられた。

ーーー私は『楽観主義』と『認知能力』あたりが絡んでいるのではと思っているよ。

以前調べたビリヤードの研究でも、その結果から楽観主義とも関係があるのではと考察されていたし。

認知能力は自分の能力に対する過大評価とそこそこ強い相関があるからね。

 

 

参考文献

B.Goecke S.Weiss et al. (2020) Testing competing claims about overclaiming



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