2018年に発表された論文によると、特定分野に無知がある人はその特定分野に対し過剰な自信を抱く傾向にあり、またその過剰な自信と限られた知識を根拠に行動に至ることもあるという。
これ自体はダニングクルーガー効果といい、その効果から生じる過剰な自信も既知の現象だった。これ自体も非常に厄介な問題だが、今回は置いておく。
問題なのは今回の研究対象がワクチンに関するものだったこと。
ワクチンに関する分野においても、このダニングクルーガー効果は確認されたということ。
つまり、今日に至るまで反ワクチン運動を展開してきた人たちが、もれなくワクチンに対しかなりの無知であり、また反ワクチン運動を展開できるだけの過剰な自信のありようを説明できるようになったのだ。
もちろん、反ワクチンの原動力になっているのは無知だけではなく、疑う力の欠如も十分に考えられるが。
自信過剰は楽観主義や病的な自尊心から発生することもあるが、恐らく、それらと同等の原因になっているのは純粋な知識不足だろう。
そして純粋な知識不足が引き起こすのは、言い訳のしようがない失敗だ。
万能感に浸りたいのはやまやまだが、自身がどれだけの知識を扱えているかは、逐一確認するべきだろう。
疫病が流行るなか、マスクも消毒もせずに看板を掲げるような人々にならないように。
ーーー知らないなら動かないでください。
わかんないなら黙っててください。
きちんと学んでから喋ってください(切実)。
参考文献
Matthew Motta,Timothy Callaghan et al. (2018) Knowing less but presuming more: Dunning-Kruger effects and the endorsement of anti-vaccine policy attitudes.
抗体ワクチンでアレルギーだから。
mRNAワクチンは、Virusの感染の仕組み利用したワクチンと言うよりも遺伝子治療だから遺伝子組換起きるとか訳のわからない事言うんだからね。