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2012年に発表された論文によると、うつの一種である気分障害者は実際の自尊心は低いが、理想的な自尊心が高い傾向にあるという。
このことから、気分障害を患う人は理想的な自尊心と実際の自尊心とのギャップに苦しむ一面もあるという。「思っている自分と違う」との思い込みから、気分を害することも考えられるという。
そして理想的な自尊心に、理想的な姿に没頭するあまり実際の自尊心とさらにギャップが増すこともあり得る。
また、このような特性はある種の自己申告制の自尊心テストにて実際の自尊心ではなく理想的な自尊心を反映した成績にさせるという。これらは『自分』と『なりたい自分』という対比の指標を用いることで回避できるらしく、これらの指標をより精査することで認知行動療法になにやら貢献できるらしいがクワシイコトハヨクワカラン。
ーーー或いは、理想的な自尊心を表に出さなければ保てないほどの自己を。
或いは、理想的な姿に自己投影しなければ保てないほどの自己を。
……彼らに対しては、そういった解釈も可能なのだ。
参考文献
Jonathan Remue,Jan De Houwer et al. (2012) Self-esteem revisited: Performance on the implicit relational assessment procedure as a measure of self- versus ideal self-related cognitions in dysphoria.
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