
2011年に発表された論文は「お金を使ってより多くの幸せを得るための8つの原則」を主張している。
その8つとは
①物品よりも経験にお金を使おう。
②親友などの親しい間柄の人のためにお金を使おう。
③ドデカい幸せや価値を買うのではなく、小さく連続した幸せを買おう。
④延長保険などの高額な保険を避けよう。
⑤金銭の消費に継続性を持たせよう。
⑥購入した商品が日常生活にどのような影響を与えるかを考えよう。
⑦比較ショッピングなどの『買わせる』ための戦略にはまらないようにしよう。
⑧親しい間柄とのささいな幸せに気づけるようになろう。
とのことだそう。
「人間は物品よりも経験や体験に心を揺さぶられやすく、また親しい人のためにお金を使ったほうが幸せになりやすい、と別の研究でそう示唆されている」
「また強く短期的な幸福は、どれだけそれが強烈であっても人間は慣れてしまう。ながく幸福でありたいのであれば、些細な幸せに気づけるよう余裕を持たせておくことが重要になってくる」
「あとは価値基準や認知をゆがめてくるような外部からの刺激の存在を知り、対策し、また時々買ったものへの再評価も行おう。認知のゆがみはたいてい不幸を生むからね」
8つの条項とその理由を簡単にまとめると、こういった感じ。
これらを踏まえてお金をどう使うか、どれだけ稼ぐかは個人の自由だが。
少なくとも「お金を稼げば幸せになる」のは否定せざるを得ない。
お金はあくまでも、道具にすぎない。
参考文献
Elizabeth W.Dunn et al. (2011) If money doesn't make you happy, then you probably aren't spending it right.
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