2011年に発表された論文によると、ニキビの度合いとうつ病・自尊心の低下には相関がみられたという。
考えられる原因としては
「自尊心の低下による間接的なQOLの低下、それに伴うニキビの増量」
「ニキビができたことによる社会的な関与の憚り、または主観的な社会からの孤立、そこからくる自尊心の低下」
「外見変化による想像と現実のギャップ、そこからくる自尊心の低下」
などが挙げられる。肥満と自尊心の関係のように嫌悪感を起点とするものから、性格特性まで、その関係性や経路は多岐にわたる。
また自尊心の低下を伴う他のイベントに付随する現象として、もしくはイベントと同時に、ニキビができる可能性も否定できないとのこと。例えば、ストレスによる食生活の改悪とか。
挙げたらきりがないような因果関係を経ることで、ニキビとうつ病・自尊心の低下との間に、相関関係が発生するようだ。
ーーーこのように、精神疾患などの内面的な問題が物理的な症状の一因になることもある。
もしくは、物理的な症状の度合いを示すものとして、内面的な問題が発生することもある。
2つの関係性や割合を求めるのもいいが、まず症状出てる子に洗顔剤渡そうぜ。
参考文献
Dunn, Lauren KO'Neill, Jenna L et al. (2011) Acne in Adolescents: Quality of Life, Self-Esteem, Mood and Psychological Disorders.
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