「性格や気の持ちようによって業績は上下する」のは事実だ。
性格や気の持ちようは自身が持つ能力の方向性を決めるための要因であり、能力が発揮されるかされないかは気分ひとつで決まることもしばしば。
認知能力ひとつとっても、誠実さが堅実な業績を導き出したり好奇心が美学の追及を促したり、あるいはサイコパスであれば犯罪のためにそれを行使することだってありうる。
物事を悲観的にとらえていれば千載一遇のチャンスを危険と判断して退けたり、逆に無責任なまでに楽観的であればゼロに近い確率を「100%だ!」と誤認して自滅することも考えられる。
能力は業績と一番に関係している要素だが、その関係を保つ要素として一番に上がるのが性格や気の持ちようとなる。
なので、業績の向上において楽観的かそうでないかも焦点に充てるべき事柄である。
ではここから、楽観的に物事を考えられるようになるコツを紹介する。
どうしても物事をネガティブにとらえてしまう、悲観的になって自分を追い詰めてしまう、というお方必見の情報だ。
正直、何番煎じかもわからない内容だが、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いします。
まず、寝ろ。
そして食え。
飽くまで遊べ。
はいこれで楽観的になれるコツの9割を教えましたご愛読ありがとうございました。
上記の条項は、決しておふざけで言っているわけではない。
というのも、楽観的な思考法にはまずそれを行えるだけの充分な認知能力を必要とするからだ。
例として、「事柄を客観的に分析して、どれだけ自分に非があるのかを可視化する」ような思考法なら、客観的分析という高度な認知能力が必要となる。
楽観的に物事を考えられるようになるコツを嘆願するの人は、悲観的に物事をとらえてしまうほどのストレスを抱えている可能性が高い。
極端な例だが、失敗事例が頭の中でぐるぐると回って気づけば自分のあら捜しが始まったり、他人が自分に完璧を求めているように感じ些細なミスも許せなくなっている状態でもあるのだ。
まずこれを解消し正常な認知を取り戻さなければ馬の耳に念仏。
ストレスにより認知能力が削がれた人に楽観的になれる思考法を教えても、「うつ病を解消するのに運動がいいって、まず運動をするだけの気力がありません」の類似例となるだけである。
なので気が済むまで休もう。話はそれからである。
目安は休むことに罪悪感を感じなくなるまで。
「休息なんてしてる場合じゃない」なんて脅迫観念が現れるのであれば旅行ぐらいの強烈なリフレッシュをお勧めする。もしくはお近くの心療内科まで。
参考文献
Peter Schulman(1999) Applying Learned Optimism to Increase Sales Productivity.
Astill, R. G., Van der Heijden, K. B., Van IJzendoorn, M. H., & Van Someren, E. J. W. (2012). Sleep, cognition, and behavioral problems in school-age children: A century of research meta-analyzed.
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