7月25日の川口町&emojicloudy;→&emojiumbrella;

こんばんは

昨夜急用で小千谷からR291経由で柏崎に行ってきました。

桜町TNを抜け旧小国町までは特に地震の被害は無いように思いました。



旧小国町から武石TN→北条までは路肩等に亀裂断裂の修復したあとがあり、

北条のT字路を左折すると各々の家から0時をまわっているのに明かりが灯り一見何事も無かったような風景でした。

目を凝らすと傾きかけた家，屋根がかろうじてそこに家が存在していたと証明するかのように落ち崩れているのが判りました。



R8と交差する日吉交差点を直進最初の信号を左折。

用事が済むまで市内の中心部の車に中にいました。

県道５２２を時折、車高の高い自衛隊の車や赤色灯を回転させながら消防車が通り過ぎました。



鉄骨作りのビルは地震前と変わってないように見ましたがその脇の真っ暗な家の窓ガラスの中は桟が折れ外壁は塀にもたれかかっていました。

地面は路肩に亀裂が縦走していたり、帯状に陥没していたりしていました。



エンジンを止めた静かな車の中にいると遠くで大きなパイルを重機で打っているようなずーん・ずーんとかすかな振動が伝わりました。

まだ地面が動いているのかしらと地響きの方向を探りましたが判りません。



今日も余震がありました。

私でさえドキッとし、残業続きの頭は思考回路が寸断してしまいます。

プライバシーのない被災地の避難所ではではどんなに心身が疲労しているか

察するのは容易です。

せめて手を差し伸べてくださっている温泉地へ行って

背中を伸ばしていただきたいですね。

私の場合は当時それで心身が随分癒されました。

まったく違う場所に少しいるだけで

下界を忘れる事ができます。

川口町西川口の場合

私は中越地震のときに川口町の東川口の通りや田麦山地区を見ていますので

私が今回見た範囲の被災地は思ったより被害が酷くなかったように思いました。

ただ、市街地ですので畑や空き地などが無く1軒1軒が密生していて、当然農家は少ないでしょうし庭に畑など見当たりません。

湧き水なんかも無いでしょうからすぐに生活に不便を感じるのはすぐに判りました。



天候も中越地震は10月に発生。車の中の生活は時々暖をとるためエンジンをつければよいでしたが今はエアコンを使用しないととても車の中にはいられません。食物もすぐに腐敗しそうで被災者の体力の消耗がさらに進みそうでした。季節が被災者をさらに追い討ちをかけたと感じます。



災害物資ですが私の住む地区の集会所の納戸には中越地震のときの支援物資がまだ使われず残っているのがあったと思います。

各地区でもあるのではないでしょうか。

支援物資が届くと、この家にはこれ、あの家にはそれと想像しながら配らないと誰もが遠慮して手を上げず溜まる一方でした。



逆に言えば地区のみんなで出せるものを出し合いながら生きるための水や温かい食事が孤立した集落の中で初めからいただくことが出来ました。

いかに地域から助けていただいたかあらためて感謝しました。