「ねぇ、Sちゃんたち見なかった?」
「さっきいたよ。」
「そういえばインターに行ったよ。」
私は来た道を引き返した。
インターから人影がくるのが見える。
声を張り上げた。
「そこにいるのはSちゃん?Hさん?」
聞きなれた声が返ってきた。
「どうしてここにいるの?」
「心配で来ちゃった。」
今までの出来事を聞きあって、安心したのか
不覚にも初めて涙がこぼれた・・
「ねぇ、高速はどんな?」
「私たちだけだから、全然わかんないのよ。」
「携帯も通じなくて。中にも入れないし・・」
「公衆電話もだめみたい。」
・・・地震直後建物はしばらく非常灯が付いていたが今は真っ暗で何も見えなかった。外灯がきえた駐車場の空は星が輝き、空気は深々と冷えてきた。
「それで もう、どうしょうも無くて二人で料金所まで行こうかって事になったのよ。」
「でも、向こうも分からないって。」
「お客さんで怪我をした人いた?」
「お客さんは擦り傷の人はいたけど。」
「そう。救急箱だけは・・と持って出たの。」
「テナントさんが飲み物とすぐ食べられるもの出してくれたの。」
「一般道はICからは無理みたいだから。お客さんには誰か説明した?」
「ううん、多分誰もしてない。」
二人は、テナント職員と協力しながら地震直後、震える身体で薬品箱を持ち、ご年配の婦人たちを促しながら建物の外に出たのだった。
慌ただしく経過を聞いたあと、周りを見渡すとかなりの滞留車両がヘッドライトに照らされていた。
誰もがどうしていいのか判断がつかない・・
「さっきいたよ。」
「そういえばインターに行ったよ。」
私は来た道を引き返した。
インターから人影がくるのが見える。
声を張り上げた。
「そこにいるのはSちゃん?Hさん?」
聞きなれた声が返ってきた。
「どうしてここにいるの?」
「心配で来ちゃった。」
今までの出来事を聞きあって、安心したのか
不覚にも初めて涙がこぼれた・・
「ねぇ、高速はどんな?」
「私たちだけだから、全然わかんないのよ。」
「携帯も通じなくて。中にも入れないし・・」
「公衆電話もだめみたい。」
・・・地震直後建物はしばらく非常灯が付いていたが今は真っ暗で何も見えなかった。外灯がきえた駐車場の空は星が輝き、空気は深々と冷えてきた。
「それで もう、どうしょうも無くて二人で料金所まで行こうかって事になったのよ。」
「でも、向こうも分からないって。」
「お客さんで怪我をした人いた?」
「お客さんは擦り傷の人はいたけど。」
「そう。救急箱だけは・・と持って出たの。」
「テナントさんが飲み物とすぐ食べられるもの出してくれたの。」
「一般道はICからは無理みたいだから。お客さんには誰か説明した?」
「ううん、多分誰もしてない。」
二人は、テナント職員と協力しながら地震直後、震える身体で薬品箱を持ち、ご年配の婦人たちを促しながら建物の外に出たのだった。
慌ただしく経過を聞いたあと、周りを見渡すとかなりの滞留車両がヘッドライトに照らされていた。
誰もがどうしていいのか判断がつかない・・
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