初めて出会った、ベトナム語の先生が言われた。“ベトナム語は発音が難しいです。文法は簡単です。ですから、発音練習に十分時間をかけてください”
確かにその通りでした。日本語をストレートしか投げないピッチャーだとすれば、ベトナム語は多彩な変化球を操るピッチャーです。ストレートはもちろんチェンジアップ、シンカー、ドロップ、更には手元でぐっとホップする球などなど。
そんな印象を受けました。
それでもベトナム人ばかりに囲まれて暮らしていると、毛穴から言葉が染み込んでくるような感じで徐々に慣れているのを実感しました。
今、日本に帰りそんな感覚は味わえなくなりました。
でも、ほそぼそではありますが、ベトナム語を続けています。
教材には東京外国語大学のものを使わせていただき、時折ベトナムの知人に電話して発音のチェックをしてもらっています。
今度、ベトナムで暮らすのはいつになるのかわかりませんが、こんな学習を継続しようと思います。