どっぷり、ベトナムに浸かって

ホーチミン市でベトナム人家族と住んでいます。日常生活の中から、人、環境、気候、果物、宗教などについて“驚き”を書きます。

ささやかな国際貢献

2016-05-16 15:36:42 | 日記

eBayで海外向けの物販を始めてやがて1年になります。主に書籍を出品しています。他には盆栽鉢など。二ヶ月前にはストアを開き、総出品数は約160です。

初出品から半年位たった頃、月間の売上額が10万円に達しました。利益は30~40%。
しかし、その後伸び悩み、今月は3分の1の売り上げに落ち込んでしまいました。ひどいときは10日間、オファーのメールすらありませんでした。

どうしてこんなに急変するのでしょうか?わからん!

でも、楽しいこも”あり”です。一つは前にも書きましたが、メル友ができること。

私は商品を発送する際にはちょっとしたプレゼントを同封し、手書きのメモを添えています。また、当たり前ですが、発送直後に発送した旨連絡しています。

ところが、こんなちょっとしたことが意外にも喜ばれ、お礼のメールをもらうことがあります。これ、メル友になるきっかけになりますね。

ほかにもきっかけになることがあります。それは商品の遅延でいろいろやり取りをし、そのあげくにやっと着いたとき。これも双方がほっとし、嬉しい。

eBayをなんとか継続できているのは、売り上げよりもこういった副産物的な小さな喜びなのかもしれません。

最近、マドリード在住の男性に、私に家の近くのスーパーで見つけたスペイン産の「にんにく」の写真を送ってやりました。

私の住む土佐では、にんにくといえば安いのは中国産、高いのは国内産と決まっていましたので、このときの驚きを伝えたかったからです。

やっぱり、スペイン人にとっても驚きでした。

物販を通してメル友ができ、一見このようなたわいない(?)やり取りをすること。私は、これも一つの”国際貢献”だと思います。

ホーチミン暮らしで教わったことです。


ベトナムは多民族国家だった!

2016-05-15 11:27:10 | 日記

ベトナムの最南端、メコンデルタ地方に暮らす少数民族、チャウ族のお祭りが7月15日から17日までの3日間開かれるというお話です。(元の記事は「13日付 Viet Nam News」です)

メコンデルタは東南アジア最大の河川”メコン川”が、チベット高原に源を発し中国(雲南省)、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジアを経て、南シナ海で延々4000kmの旅を終えるところにできた巨大なデルタです。

チャウ族というのはこのデルタ地方の北方、カンボジアとの国境付近(アン・ザン省)に住んでいる超少数民族です。写真は民族衣装をまとったチャウ族のお嬢さんです。

祭りでは、アートショー、普段着・お祭り用・結婚式用の伝統衣装のショウー、スポーツ大会などが予定されています。

錦の織物、陶器、手工芸品などの民芸品も紹介されます。

同時にチャム族の保護や今後の発展についても話し合われることになっているようです。

祭りの期間中は、ホーチミン、ダナン、クァンナムなど11の近隣地域からの多数の参加が見込まれています。

私は、ベトナムで暮らしてみるまでは、ベトナムが多民族国家であるとは知りませんでした。実際は、カンボジア、ラオス、中国などの国境付近にはいろんな民族が暮らしています。そしてそれぞれの民族が自分たちの文化を持っています。
ホーチミンのような大都会にいても、それらに接する機会は時々ありました。やっぱり、短期間でもどっぷり浸かって暮らしてみると、外から眺めるのとは大違いでした。

(ご参考)
1.メコンについて
メコンという名前はタイ語に由来するそうです。ベトナム語ではクーロンといいます。漢字で書けば(ベトナム語は元々中国や日本と同じ漢字文化圏ですので)、九龍だそうです。
広さは約55,000km2、人口1800万にもなります。

2.ベトナムの少数民族について
キン族(越人)が約86%、他にモン族、ムオン族、ヌン族、クメール族など53の少数民族が ます。チャム族は約10万位の超少数民族だそうです。カンボジア側にも約20万位が暮らしているようです。