よく皆さん誰々が好きって言い方をしますよね。日本は、女性は男性の音楽家、男性は女性の音楽家を推しとして追っかけたりするじゃないですか。
私も好きな音楽家はいますけど、その人が好きだからどの曲を弾いてもその演奏が素晴らしいという考え方にはならないので、追っかけみたいなものもありません。
基本一度生で聴けたらそれでいいって感じです。勿論行くか行かないかは演奏する曲を見て決めるし、なかなか来日しない人であれば何であれ聴きに行きます。
(今からまた辛辣な(一つの事実ですけど)話をしますので嫌な方はお帰りください👋)
大好きなズーカーマンのリサイタルも一度聴きに行きました。本当に素晴らしかった。
だけども休憩中に嫌味を言う客がいまして、感想(議論)を言い合いながら聴いていてわからないと言った客に「わからないのにそんな安い席取って聴きに来てんのか」と吐いた無礼者のせいで気分が台無しで。おまけに容姿侮辱。方便の男性でした。その男性と楽しそうに面白いと吐いたのは女性2人。
わからないというワードの何がいけないのか私には疑問でして。下手だ、なら悪口。わからない、のは感想。彼らの発言は悪口。
以前も書きましたが、己の実力が無い時点で人の事は測れないんですよ。特に専門外の楽器なんて自分が弾けない楽器なのだから、わからなくて当然では?という話で。
ネームバリューのバイアスで盲目になっている、物事の把握能力が乏しい、見えているものが狭いタイプの発言だなと聞いていて思ったのですけども、それにしても、ああいう無礼な人間のせいでクラシックの世界は廃れていっているのではと思うんですよねえ。
貴族文化を大衆に持ってきている時点で間口を広げてるくせに、わからない人間はお呼びではないという矛盾。大分コケにしていると思いますけどもね。知人や呼びたい人間だけ集めてクローズドでやれば?って話ですよ。
そりゃ日本人なんて偉そうなだけで大した事ないくせにと思われても仕方がない、そもそも人間性に魅力がない時点でお金を払いたくないと思う人は人柄重視のこの国には多いと思いますよ。
チケット窓口前でも他人を阿保呼ばわりしている女性二人組もいたし、なかなか民度の低いリサイタルでしたよ。
ちなみに、安い席ではなくあの日は確か同一価格だったと思います。音楽家か素人かわからないですが、自分でチケット買ってないのかしら。だとすると身を削らずに口だけ達者なある意味野次馬部外者?
さらに、後方で聴くというメリットは大いにあり、音楽の聴き方というのをある程度わかっている人でないと選ばない席かと。そもそも人気のコンサートなんて前の席は即埋まって後ろしか取れない。
その辺りのことさえ考えられない頭だと自己紹介しているようなものです。
人前で口が悪いことも、家柄が悪いのかしらとか、感情の自制ができないのかしらとか、特に容姿に執着する人の特徴ってそれしか張り合えないと思っている心理的なものやコンプレックスの強さからくるので、何かに努力していたり能力的に長けている人は人の容姿なんて全く気にしていないというのが私の経験上からの持論でして、まともな大人であればメリットないから関わりたくないと思うので本人にもメリット無いんですよ。
狭い世界ですからね。簡単に名前も顔も覚えられます。あの人暴言吐く人?ああいじめの人?パワハラの人?そんな感じで、その人の問題なのに周りにいる人まで印象悪くなるんですよ。人間は人間性が同等程度じゃないと仲良くならない。同類だと思われる。
別に仲間内では言いたい事言えばいいと思いますよ、わざわざ本人がいる場所で言うのはみっともないし周りを不快にするのでいい大人がすることではないという話です。大人じゃなかったのかしら。いや子どもでも賢い子や教育されている家柄の良い子は言わないけど。
人の感想に一々ケチつけたいならこうやってブログなどで「わかってない人間が演奏会に来ていた!笑」とでも書けばいい。
本当、人の思い出に故意に泥を塗る人間は好きじゃないので正直消えてほしいです。迷惑行為と同じなんですよ。
作品や演奏の中身で判断する人たちからすると、YouTubeで何でも聴けるこの時代に、またお金を払ってコンサートに行きたいと思わせる演奏をする演奏家ってそれほど沢山はいないかと。ざっくり言えば一部のトップ層以外は、我々含め全部同じですもん。勿論小さな違いはありますけども。そこを理解してる人間は安直に人前で馬鹿にしない気がします。
アイドルに会いに行くような、またはパトロン思考でないと、このご時世そんなに演奏にお金は出したがらないんじゃないでしょうかね。一般人が。
娯楽は他にもあるし、旅行して本場の演奏を聴くという選択もある、オペラなんか特にそう。向こうでないと得られないものがあるじゃないですか。